南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

インドに向けた新商品、「カレー汚れを落とす洗濯機」について思うこと

今月、日本の有名家電メーカーが、これからのインド市場に向けた新商品、「カレー汚れを落とす洗濯機」を開発、発売したというニュースを見ました。

 

インド各地で好まれるカレーの成分を調査し、しつこい汚れを落とすのに最適な水温、水流、時間を研究するなどして2年がかりで開発したという。

この開発にはインド料理研究家の香取薫さんが関わって、商品化に至ったそうです。

また、ヘアオイルを落とすなどといったコース、5種類くらいが加えられている、と。

価格はやや高めの中高所得者向けで、日本円で約5万円。

 

インドに暮らす、日本人として日本のメーカーがインドで活躍することを願っている1人として、一言言いたいのです。

 

「うっうっ・・・売れなそう。」(;ω;)

 

これこそ日本が言われている、ガラパゴス化なんだなぁって思ってしまいました。

 

無駄に機能が多すぎて高い。

 

実際、メーカーがどれだけのマーケティングを行って、どれだけインドに踏み込んで調査して、どんなプロモーションを考えているのかは、記事の内容だけでは分からなかったのですが、カレー汚れを落とす洗濯機って・・・。

例えばそれは、外国のメーカーが、日本人に向けて「洋服の魚臭さ、だし臭さを落とす洗濯機」を開発したのと同じ気がするのです。例えば「醤油を落とす洗濯機」というキャッチコピーが日本人の心を捉えるかな。

 

ちなみに私のインドの家族や、友達にこの商品についてどう思う?って聞いて見たところ、全員に「Useless(無用だね)」って言われちゃいました。

やっぱりね〜。

 

「もしも、食べ物が洋服についた時は、すぐに水をつけて手洗い場の石鹸をちょっとつけて拭けばすぐ落ちるよ」

「そのまま、つけっぱなしにして乾いたら取れないってみんな知ってるから、すぐ落とすのが当たり前」

「大きな家族で暮らしてるからヘアオイル用とかカレー用とかいちいちそんなめんどくさいコースなんか気にしないよ」

 

開発に関わった香取薫さんの料理本は私も持っていてお世話になっていて、日本ではかなり有名な方ですが、インド人は知るわけもなく。

 

一方、某韓国の有名2メーカーは、機能はそこまでないがこなれた価格とコンパクトなサイズで(ここケララでは)人気があるようです。しかも、さすがだなーと思うのは、インドの最大のお祭り、オーナム、ディワリの時期に合わせて新商品の発売や、販売店のオープンをしてイベントを行っていること。このお祭りの前後には新しいものを買うという習慣があって、買い物熱が高まりすごいお金が動く時期ということをあらかじめ知っていての戦略と思われます。

 

このままでは車だってうかうかしてられないと思っちゃうこの頃です。

6車線の拡張工事の真っ最中のバイパス沿いに先駆けてオープンしていく数々の車メーカーのショールームを 見ていると、戦略が見えてきます。

このバイパス、現在5万人の従業員と400社のIT企業を抱えるIT集積地、テクノパークから空港までを一直線につなぐ道路です。インドのトリバンドラムなんて、日本人の誰も知らないだろうけど、実は熱い熱い経済発展をしているところでした。

もちろん、インドのたくさんの都市でこんな現象が起こってることが予想できますし、きっと東南アジアもだいぶ前からこんな感じで、急速な経済成長を遂げたんだろうな〜。そして今も現在進行中。

 

今はまだ、ビザの関係で定職につけない身だけれど、こうやって経済を見ていくっておもしろい。

 

 

 

インド人のありがとう&当たり前

前回のブログでインド人が「ありがとう」と「ごめんなさい」を
言わないと書いた。
ケララの現地語、マリヤラム語で「ありがとう」の意味、「ナンニー」と言ってみると、相手にちょっと笑われる。
 
ケララ州以外のインドに暮らす日本人も同じことを言っていたので
多分多くのインド人に共通していることなのではないかなと思う。
誤解がないように伝えると、基本みんな親切なのだ。初めてあったばかりのに家に招いてくれたり、道を聞けば数人集まって相談してくれたり、一人でいると話しかけてくれたり、簡単にヒッチハイク出来たり。(残念と思うのは、まだまだこの国は商業という面で消費者が優位でないということは確か)
ただ、ありがとうとごめんなさいという言葉を使わないだけ。
 
あいさつや礼儀を重んじる様に育った日本人の私としては、当初戸惑いがあった。
「マナーがない」、「失礼なんじゃない」、とイラッとすることもしばしば。
 
でもインドに1年暮らしてみて気づいたことがある。
 
「このくらいのこと、謝ったり、お礼を言ったりするまでもないと思っているのかも。」
 
小売店や会社、行政等のサービスの低さはこの際、置いておいて・・・(これは怠惰というか横柄というか、適当というか(−_−#))
 
こんな光景を見る。
 
ケース1:朝夕の通勤バスの中。
 
立っている乗客が、座っている乗客の膝の上に何も言わず自分の荷物を乗せる。時には小さい子供まで膝に乗せてくる。
ニコっと笑って荷物を預ける人もいれば、表情を変えずに荷物を膝に乗せた後に目で訴える人も。「荷物よろしく」
そして、荷物や子供を受け取った乗客も、当たり前のように荷物や小さい子供を抱えてくれる。
 
ケース2:映画館や講演会、レストランで子供が泣き出す。
 
映画上映中だって、誰かが話している最中だって、だれも不愉快な顔をしない。時には子供が立ち上がって講演者の周りをぐるぐる走り回ったって、何事もなかったように、話者は話し続け、聞き手は話に耳を傾ける。
(私はこの時、子供の行動とそれに対する周りの全く動じない反応に驚きすぎて、話に全く集中できなかったという。)『この子供どうにかしようよ〜』ってならない?
旦那アヌーにも、聞いてみた。『インドの子供はやんちゃすぎないか?』
アヌー:「うーん、子供って、そういうもんでしょ?」
 
ケース3:義弟が鍵を力任せにこじあげようとして、鍵が鍵穴内で折れた上に、鍵穴を傷つけた。またある時は家の中でボール遊びをしてカーテンレールの飾りを壊した。
 
私は、借りている家に傷をつけてしまった!( ゚д゚)と頭にきたし、大家さんにお詫びしなきゃいけないと思い、慌てた。
しかし、旦那アヌーも弟も、「このくらい大丈夫。」と真剣に取り合ってくれない。(それで更に私が怒るという・・)
大家さんがやってきて、アヌーが状況を説明する。大家さんは笑いながら、「Ok,Ok!」
カーテン部品は接着剤でなおしてくれて、鍵穴の傷は大したことないって言ってくれた。(えっ、そんなもんでいいんですか??)私は拍子抜け。
 
こんな日常がざらにある。
驚くほど寛容なのか、あらゆることを真面目に受け止めないのか、悪気がないならすべて許してくれると思っているのか・・・・。
 
自分にも他者にも許す範囲がとても広い。
 
自分自身や、日本人や日本の社会を考えてみる。
・・・・もしかして許す範囲が狭すぎる?
もしかして進行形でどんどん狭くなっている?
 
満員バスの中で荷物を預かるのも、場所を選ばず子供が泣き出すのも、当たり前といえば当たり前。
 
当たり前のことにはわざわざありがとうと言わなくてもいいのかもしれない。
ありがとうを期待して押し付けてもいけない。
ありがとうは優しさの表現の一つではあるけれども、相手の心を和らげる力を持っているけれども、マナー重視の日本がありがとうを重視しすぎた結果、かえって心の許容範囲を狭めているとしたら、ありがとうはなくてもいいのかもしれないなぁなんて思った。
 
ありがとうの反対の言葉は、当たり前と何かの記事で最近知った。有難し、有ることが難しいの反対だから、当たり前。
だからこそ、相容れないのかも。でも当たり前と思い過ぎて、今目の前に起こっている日々のあらゆることに感謝できないのも悲しいんだけど・・・。
 
心の許容範囲が、マナーという言葉で狭くならないようにと意識することが大切なのかなぁ。
 
自分からはありがとうを発信していくのは変えなくてもいいとしても、他人からのありがとうは期待しないようにしよう。
ごめんなさいも言葉より態度が大切。それよりも、こちら側が許す心を広く持てるようにしよう。
 
朝の出勤が30分、1時間遅れようと、友達の待ち合わせに全然間に合わなくても、できない約束を快諾しようと、『お互い様』で通ってしまうこの人達・・・。
 

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月に1回は会う友達。時間は守れないよ〜とあらかじめ宣言する右下の女の子。

 

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オーガニックレストランのスタッフで、こっそりカレーをサービスしてくれるおっちゃん。
 

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 先週、ランチをご馳走になったアヌーの友人宅。この時、友人は旅行中。
本人抜きで彼のお母さんと、彼の妹家族にもてなしてもらう。
 

アーユルヴェーダの食生活 ー断食についてー

今日はストライキ。
インド人はストライキが好き(?)だからこんなこと3が月に1回はあります。
バスも電車も交通手段はストップ。会社もみんな休み。(大きなデパートやスーパーは空いてるかも)どこにも出かけられません(−_−#)
 
こんな日は、家でゆっくりヘナをしたり、オイルマッサージをしながら今、一番関心があるアーユルヴェーダについて考えてみる・・・。(長文になります、注意!)
 
アーユルヴェーダでは、少食が望ましいとされています。
 
そして、体のあらゆる不調はアーマ(未消化物)が原因と考えられます。
 
下痢をした時はもちろん、発熱した時もまずは断食。
胃腸を休ませて、消化力を高めて、未消化物を出して、免疫力を上げる。
風邪の時に、体力をつけた方がいいと栄養のあるものを食べてしまうと、
返って、アーマ(未消化物=毒素)を増やしてしまうことになりかねません。
 
自分の細胞に、体に侵入してきたウイルスと戦ってもらうために、消化にエネルギーを使わせずに、
ウイルスをやっつけることに、弱った全身の細胞の回復に集中してもらう。
細胞は飢餓状態に入ったほうが、よりパワーを増すと言われます
 
 アーユルヴェーダの考え方では、断食の効果は、何よりの治療法。
とにかく、食事の時間が来たから食べるのではなく、体が本当に食べ物を求めているかどうかで判断するように言われます。
 
「本当に、空腹感を感じてる?」
 
これが本当に大切。体に聞く。
 
断食のことが気になると思っていたら、こんなブログを見つけました。
 

kenkohuntermio.hatenablog.com

 

 

断食の驚くべき効果のその体験談です。

もちろん、断食だけでガンを治したわけではなく、あくまでバランスと
自分の気持ちと判断が大切とありますが、まるで自分の細胞と会話できているみたいです。
胃腸に12時間〜16時間の休息を与えて、空っぽになった胃に最初に何を与えるか、で健康が維持できる。
思わず、他の記事もどんどん読んでしまいました。
この方のガンに対する向き合い方、考え方、人生観。すごいです。
 
自分はそこまでストイックじゃないから毎日の生活に断食を取り入れるのは
ちょっと難しいかもしれなけれど、月1回なら。。。
又は、普段から胃腸の状態を意識して、空腹感を大切にすることを心がけるだけで、
病気になりにくい体作りが出来ると思います。
 
そして、加工食品や未精製食品をできるだけ避ける。精製されたものというと聞こえはいいけれど、精製の過程で栄養素が削がれしてしまっています。栄養価の高い食品と少なめに食べる。
 
よく、「たくさん食べないと元気でないよ」という言葉を聞きますが、量より質がポイントということを考えれば、「何を多めに摂取すると細胞が元気になる」かと考えた方が良さそうです。
 
先ほどのブログにもありましたし、細胞を研究している旦那のアヌーからも言われたこと。
 
「癌の大好物は砂糖」
 
少し前に乳がんで闘病中の小林麻央さんが、「病院食でケーキが出て嬉しかった」という投稿をして、それがすごく問題になったことがありました。「癌の治療中に、砂糖の入ったものを与えるなんて」という批判や嘆きの投稿です。私もこの知識を知らなかったら、そこまで気にとめることもなかったと思います。患者がどんな治療をするかと同じように何を食べるかは、本当に大事なんだなと最近、分かってきました。
 
先日、ちょっと触れた「バターミルク」。
これは、インド人の大好きなドリンク。ラッシーよりもむしろ日常的な飲み物です。
 

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実はとっても体にいい健康ドリンクなんです。
名前から想像してしまうと、なんだか重たそうな油っこそうなイメージがします。
バターが入ったミルク??
 
 
元来バターミルクは牛乳から、チーズやバターを作る時に撹拌した際に残る
液体のことを指します。つまり、乳清(ホエー)。
インドでは、ヨーグルトを使用して、水を混ぜて撹拌して脂分を除いた飲み物を
バターミルクと言います。
 
アーユルヴェーダでは、ヨーグルトをそのまま食べることはあまり勧めません。
(特に夜にヨーグルトを食べるのは良くないと言われます)
ですがこのバターミルク、インドでは高タンパクで低脂肪、栄養価の高く消化が速い
胃に優しい飲み物ということで、勧められています。
 
このバターミルクのレシピは各州、各家庭で色々あるようですが、プレーンなまま飲むよりも、
クミンシード、しょうが、カレーリーフ、黒胡椒、塩などスパイスを混ぜて飲むのが定番。黒砂糖や蜂蜜を入れて甘くして飲む場合も。
ここ南インドではレストランのテーブルの上に置かれて無料で飲めることも多いです。
 
消化不良で胃もたれがする時、下痢の時は、このバターミルクが効果的。
消化促進と滋養強壮のホームレメディとして、試してみてはいかがでしょうか?
 
・・・といいながら、個人的にはあまり好きじゃない味・・・(-_-;)。
薄いヨーグルトに慣れていない。
最近は慣れてきたのか、健康にいいと思っていいイメージがついたからかだいぶ普通に
飲めるようになったけれど。
 
ストライキのせいで、長々書いてしまいました。
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございますm(_ _)m。
日本も時々ストライキとかあればいいのに。前日に知る突然の休日。
予定も何もない1日がいきなりやってくる。そういうの日本人に必要じゃないかなぁ。いや、いろんなことが混乱するか・・・。
 

ケララ州の言語、マラヤラム語〜インド生活、2年目の決意〜

今年の抱負の1つは、『マラヤラム語で簡単な会話が出来るようになる』
 
インドの家族、親戚に会うたびに、「マラヤラム語はどうー?」と聞かれるし。
私の知っている数少ないマラヤラム語、「コルチュ、コルチュ(少し、少し)」で、笑いを誘うのも限界が来た。( ;∀;)
毎日バスに乗っているが、バスの表示は読めないし。
 バスの中にチケット売りがいるから、行き先を確認しながら乗るもの、そろそろ終わりにしたい。
・・・・・と言いながら、もう、既に勉強すると心に決めてから、3回位挫折している(T . T)
2階に住む北インド出身のクリシュナからも、「やめとけ。やめとけ、僕だって5年以上ここに住んでるけど全然出来ないよ」と言われている。
 
こんな字です。

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アルファベット これは日本語で言う、母音&か段、さ段、、、

これらに全てイ段、ウ段、エ段、オ段が付いてくる(涙)

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インド人の誰もが認めること。
 
ケララ州の言語、マラヤラム語はインドの数ある言語の中でも一番難しい!
 
ただでさえ、私は英語だってまだ流暢に話せないし、私の夢に出てくる人も未だに日本人&日本語。
語学習得に適する年齢はとっくのとうにオーバーしている。
1年もマラヤラム語に毎日触れていれば、自然と覚えるかな~はかなり甘い考えだった。そんなこと出来る能力があるのは幼児ぐらい。
 
でも、やっぱり少しは話せるようになりたいのだ。
 
一方、旦那アヌーはマラヤラム語・ヒンディー語、英語は完璧に使いこなせるし、日本語と隣の州のタミル語も基本的な会話なら出来る。さらに、手話も出来るときた( ゚д゚)(最初聞いた時は冗談かと思ったら、本当だった)
だから、出会う人、出会う人といろんな言葉でコミュニケーションが取れている。
 
これは、アヌーに限った話ではなくインドでは小学生の時から、現地語・インドの公用語のヒンディー語・英語を習っている。インドにはおよそ37の言語があると言う。
だから、北インドでヒンディー語がメインの州以外のインド人はたいてい3ヶ国語は話せる。いいよね〜、すごいよね〜。
 
インド人の日本人に対する典型的なイメージの1つに、「英語が話せない先進国の国民」というのがある。
よく聞かれる、「なんで日本人は英語を勉強しないの?文化も経済もすごく進んでいるのに・・」。バカにされているわけではない。本当に、不思議そうに聞いてくる。
 
 ・・・いやいや、これでもみんな一応勉強してるんだけどねぇ。( T_T)\(^-^ )
 
 
もちろん、もっと早い段階で語学習得の大切さに気づいて高校生時代、大学時代に留学している日本人もたくさんいて活躍しているとは思うのだが、お隣の韓国や香港と比べたりするとやっぱり、比率は低いのかな。
『英語が話せない日本人』というステレオタイプのイメージが、インドにはある。
世界の英語話者の国別のランキングでは、アメリカに次いで、世界で2番目。人口が多いからとは言っても、それでも2番目ってすごい。2020年には世界で1番多くなると言う推計もあるらしい。
 
はー、今考えても、1年卒業を遅らせても1年海外で語学留学をしておけばよかったと悔やむことがよくあり・・・。
 
この劣等感ゆえに、今も若い女性が30歳手前で仕事を辞めて、ワーキングホリデーを選ぶ人が多いような気がする。
日本人の女性の婚期が遅れるのは、日本の英語教育に一因があるのではないかと考えるのは極端な様で、極端でもないような気がしてきた。
 
20代後半、英語や他の言語を習得して、日本に帰ってきた女性は自信をつける。⇛もっと良いキャリアを目指す。投資して得た自分の力を試してみたくなる。⇛結婚願望あっても、仕事にもやりがいが増す。⇛日本人男性は若い女性が好き
(このコメントいらないかな?)⇛婚期が遅れる。
 
・・・という仮説を検証するのは今はやめておこう。
今年の抱負のもう一つは英語上達。もうこれは毎年思っていて口に出したくない。(-_-;)
 
ただ言いたいのは、日本の若人よ、若いうちにもっともっと日本を飛び出していろんな世界を見て体験した方がいい!!頑張れ!
 
あれっ?気づいたら話がマラヤラム語からだいぶそれている!(o_o)
 
元に戻って、マラヤラム後の難しさです。
何と言っても、種類の多い音。発音ができない。これが一番のネックだと思われます。
 
例えば、ラという音は5種類位。英語で言うRとLの他に、めちゃくちゃ下を巻くバージョンと、ラに濁点がついたようなバージョンなど。
タもこれまた手強い、タ、タッ、ンタ、ンダ、ダッ、トゥア、と表現できないくらいバリエーションがある。
日本語で た・だ・ら しかない私たちには、聞き分けるのも、発音するのもめちゃくちゃ難しいのです。
 
しかも、音が多いから同時に文字のバリエーションも増えるのだ。
 
今回も無理かなぁ。でも頑張りたい。まずは幼児用のテキストから。
 
アヌーに3歳児の本だよ、って笑われても気にしない、気にしない。

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インドに来て初めて覚えておいた、ありがとうとごめんなさい。「ナンニー」「シェミカヌン」すぐにアヌーから言われた。
 
「あっ、でもインド人、謝らないしお礼もいわないよー」
 
そう、インド人は「ありがとう」「ごめんなさい」を言わない・・・
 
 
 
 
 
 
 
 

これは簡単!整腸剤に頼る前に。インド式、お腹の調子を整える方法。

朝起きると、お腹の調子がなんとなく悪い。下痢まではないんだけど、胃腸がシクシクする。
お腹にガスが溜まって膨満感がある。腸が重たい。そんな時ありませんか?
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今回は、アヌー家で行われているインド式ホームレメディをご紹介します。
というのも、昨日この効果をすごく実感したから!
 
その前の晩、辛めの赤唐辛子入りのカレーを夕食に食べてしまったら、朝起きると胃腸がシクシクして重たい(−_−#)
私は、日本にいた時も辛めのものを食べると同じ症状になっていました。
そもそも胃腸が弱めで便秘がちで、ガスが溜まりやすい体質。
でも、得意じゃないけど、辛いものってやめられなくなるんですよね。。。
そんな時は整腸剤のお世話になることもしばしば。
 
朝、アヌーと出かける時になって、私がなんとなく気になるお腹に手をやると、
すかさず、「お腹が痛いのか?下痢か?」と尋ねる。私の不調は1%でも見逃さないという勢い( ゚д゚)
 
私;「大丈夫、大丈夫、なんとなく重たいだけだから」
 
アヌー;「ダメダメダメ。僕に5分ちょうだい!ゴフンダケ!」
 
アヌーが取り出したのは水にしっかり湿らせた1枚のバスタオル。
服を脱いで、横になってと指示されると、胃と腸を覆うようにこの濡れたバスタオルでグルっとお腹を巻かれた。お腹が冷たくなる。(o_o)
そして、ゆっくり腸に沿うようにマッサージをしてくれる。
 
その間、この【濡れタオルお腹まきまき法】が、なぜいいのか説明を受ける。
 
  • 油っこい食事をしたり、たくさん食べたりすると、当然胃腸の筋肉が一生懸命消化活動をしなくてはならない。お腹の筋肉疲労にはクールダウンが必要。運動後にほてった筋肉をアイシングすると疲労回復が早いのと同じ。
 
  • ガスが溜まりやすいものを食べたり、ガスを腸内に止めたりすると、膨満感を感 じて不愉快になる。タオルでお腹を冷やすことで、このガスが冷やされて体積が小さくなって、楽になる。外にも出やすくなる。
 
  • 辛いもの、刺激があるものを食べ過ぎると、胃腸の粘膜が炎症を起こす。シクシク感は炎症による痛み。炎症には熱が伴うので、これにも冷やすことが効果的。
  皮膚の火傷と同じだよね。
 
  • 体は一旦(部分的に)冷やされると、その後血流が集まって、その部分が活性化する。
  
「ほぅ、なるほどぉ」
なんとも、納得のいくご説明。
タオルを巻いてマッサージをしてもらって、5分。。。。。。おやっ、確かにお腹が楽になってきた。
 
アヌー;「しばらくしたら、お腹が動き始めるよ」
 
・・・・・キュルキュルキュルー
 
私;「ほっ本当だ!」(゚ω゚)
 
時々、アヌーやアヌーのご両親もこの方法で横になって、胃腸を整えている。
でも、なんとなくお腹を冷やしちゃいけないって思い込んでいた私。
なんでもこれはアーユルヴェーダの考え方ではなくって、シヴァナンダヨガの指導者
スワミ・シヴァナンダの教えの1つだそう。
彼は元々西洋医学を学んだ医師として活躍後、ヨガを極めたという近代インドヨガの偉大な師の1人です。彼が西洋からこのアイデアを持ち帰ったのだとか。
 
ちなみに、食後すぐにしてはいけません。今まさに食べたものを胃で消化を
始めようとするところを冷やすのは逆効果だそう。
 
アヌー;「ねっ、たった5分で、今日1日の不愉快が解放されるでしょう?
日本にいる時みたいに、5-10分であくせくしないの。ちょっとの遅刻は誰も気にしないよ。それよりも彼(腸)にもっと優しくしてあげて。」
 
これは私の個人的な性格なのか、日本人の考え方なのか、辛いものは
ちょっとずつ食べ慣れていけば、胃腸も鍛えられるんじゃないかって思っていた。
(これも一理あると、ネットにもあったしー)
何でも訓練、訓練。。。。ちょっとの痛みなら我慢、我慢。。。。
便秘症だった私は、むしろたまにゆるい方がいいと思っていたくらい。
腸内環境は大事って、いろんな情報は入ってたけど、あんまり実践してなかったなぁ。
 
(ごめんなさい、私の腸)。゚(゚´Д`゚)゚。
 
インドは、日本みたいに簡単に建物内にきれいなトイレを見つけることが出来ないから、基本、自宅が唯一のゆっくり出来る場所。
正直に告白しますがインドに来て1年、極度の下痢に悩まされたり、家以外で、もよおしたりしたことがない。
私の元々そんなに強くない胃腸だって、慣れない土地にきて一生懸命順応しようとしてくれて、未だに病気・思い出したくない事件・恥ずかしい”そそう”を起こさずに頑張ってくれている。
 
(そうだね、彼(腸)にもう少し優しくしてあげよう。)
 
そう思っていると、アヌーがヨーグルトの水割り(バターミルク)を持ってきてくれた。
唐辛子の刺激はヨーグルトで中和できる。一気に胃腸に届くように水割りでゴクゴクと。
これも、またインド的ホームレメディ。
このバターミルクについては次回詳しくご紹介しようと思います。
 
「うん、大丈夫そう。不安なく外出できそう。行ってきます!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 

お気に入りのベジタリアン専用オーガニックレストラン。in トリバンドラム(Naturopathic food restaurant in Trivandrum)

インドの道を通るとあちらこちらに,Hotel の看板が見られます。
インドではレストランのことをホテルって言います。なんとも紛らわしい。。。
 
だから、インド人に「どこのホテル行ってきたの?」って言われたら
それは、「どこでランチしたの?」または「どこでディナー食べたの?」って意味です。
 
今日はトリバンドラムにあるお気に入りのレストランをご紹介。
英語学校や今習い事をしている場所の近くにあるから、今はほぼここでランチしてます。お気に入りでもあるし、実際、旦那アヌーからここ以外の知らないレストランでは食べるなと言われているのですが。。。
 
パタヤム(Pathayam) 
 
アーユルヴェーダに基づいた、ベジタリアン専用のオーガニックレストラン。
レストラン内にはたくさんの健康志向のメッセージが。
キーワードは「食べ物は薬、薬は食べ物」。
日本でも少し流行ってきているような印象がしますが、オーナーはナチュロパシー(自然療法)のドクターです。
 

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・フルーツサラダ(バナナジュース付き)・・・100ルピー(170円)
これ、見かけよりかなりボリュームあってすごいお腹が一杯になるんです。
スイカ・パパイヤ・バナナ・ざくろ・パイナップル・グアバ・デーツ・オレンジ・ココナッツが入ってます。
 

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・チャパティセット・・・80ルピー(150円)
スープ、パヤサム(デザート)付き

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・ミールス(ランチセット)・・・110ルピー(190円)
スープ、パヤサム(デザート)付き

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チャパティセット、ミールスのカレーとライスは食べ放題です。

 

インド生活が1年にもなって、金銭感覚がインドに慣れてきた私は、平均50ルピーでミールス(ランチ)が食べられるところを知ってしまうと、この100ルピーのランチをちょっと贅沢って思うようになってしまった。( ;∀;)

(東京生活に戻れるか不安・・)

ここは、全部オーガニック食材で、組み合わせもよく考えられていて、良心的なレストラン。スタッフのサービスもグッドです。

いざこうやって、日本円で書くと、あれっ、これすっごい安いですね!?(笑)

でも、このランチはすっごくお腹がいっぱいになりすぎるから、常連の私は時々、「チャパティ1枚とカレー1つ」っというオーダーをします。

すると、顔なじみのスタッフがこっそりチャパティを1枚追加してくれて、この「チャパティ2枚とカレー1つ」が私の定番になり始めてます。ちなみに50ルピー。

 

このランチのカレーはアユールヴェーダに基づき、すべての味覚(辛味、甘味・・・)が揃えられていて、食事の際はお水は出されません。

アーユルヴェーダでは食事中に水分を取ると胃酸が薄められて消化力が弱まるとされています。

 

アユールヴェーダの観点というより、ナチュロパシーの観点からすすめられて時々飲むのは、これ。ウィートグラス、小麦若葉のジュース。海外セレブの中でも流行っていて、すごいデトックス作用があるとか。

 

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インドに来て、1年が経ちました。明けましておめでとうございます。

昨年の12月31日、インド、トリバントラムに降り立ちました。

あっという間のような、いろいろ内容の濃かったような、そんな一年。

 

仕事を辞めること、日本を離れること、失うものが多いと思って、手放したくないと思って一生懸命繋ぎ止めていたものの、一旦離してみると案外固執していた理由がそこまで自分がこだわらなくても良かったことに気づけた1年でした。

離れたから、改めてその良さに気づくこともあるし、近づいてみると、その欠点まで見つけてしまってがっかりすることもあるし。

いざ、主婦をやってみると毎日やることがたくさんあって、自分の母が何十年も変わらず毎日こなしていた家事、作業を感謝し直すこともできたし、私は昔からこだわりがある人に憧れていたけど、こだわりがなかったからインドの不自由さや予測不可能な事態にも対応できたのではないかと思うし・・・

 

そこがインドではある必要は全〜くないのですが、変化っていうものを肯定的に捉えた方がいいと降り返っています。

 

あぁ後半もいろいろありました。

10月には海外送金がインドの銀行の手違いで、うまくいかずに8万円くらい損をした。銀行員の対応の悪さに怒りで震えそうになったけど、11月にはアヌーの給料が研究所側の手違いで未払いが発覚。8万円追加で振り込まれた。(っていうか、ここ間違うか?って話なのですが・・・)

 

11月には私の最愛の友達、このMacbookのスクリーンが原因不明で壊れてしまった。南インドにはApple Storeがない。保証期間は残り10日、半泣きで修理できるところを探した。幸いたまたまその時、出会った人から勧められたアップル取扱店、保証期間2日前に預け、無償修理が出来た。

 

いろいろあったけど、なんとか最終的には丸く収まって。笑って年を越せました。

 

実は、告白するとこんな1年の振り返りを年末にしていたわけではないです。大晦日から年始にかけて、友人、知人がフェイスブックに2016年に振り返って反省をしている投稿、年始には今年の抱負を述べている投稿を多く見て、「わっ、日本人ってやっぱり偉いな〜」と思ってしまいました。(笑)日本人は、季節の変わり目や月日の区切りなど節目節目を大切にするけれど、インド人でそういう人いるのかなぁ。。。第一、天候が変わらないしなぁ。いやいや天候のせいにせず、私もインドに流されず、節目を大切にしていこう。

 

というわけで、おそばせながら、

昨年このブログを見にきてくれた方、どうもありがとうございました。

 

ためになる情報が続かず、ブログの内容がほとんど夫婦の掛け合いだったのではないかと反省しつつ、でもがっかりしそうでこれまでの内容を読み返すことも出来ずf^_^;)

「大切なのは続けること」という言葉だけを信じて、不定期にでも継続的にこれからも、ブログを書いていきたいと思います。

これからもよろしくお願い致します。

 

クリスマスは、実家のコーチへ帰省。

兄弟3人が久しぶりに集まって、ご飯を食べに行ったり、ビエンナーレというアートフェアに行ってみたり。

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ところで、次男の結婚相手は未だに見つかっておりませぬ。

クリスマスイブの夜。アヌーは意を決したように私の手を握り、次男の元へ。

アヌー:「弟よ、彼女は昔、遊びまくっていたが、こうして献身的な素晴らしい奥さんになった。女性をその時の印象で決めつけてはいけないぞ。」

私:「!!」おいっこら!こら、こら(−_−#)

アヌーがささやく『(彼を説得するための作り話だから、大丈夫♪)』

 

・・・大丈夫じゃないよ。彼の私に対する印象はどうしてくれるんだ!

アヌーのお言葉、「パーティガールにもいい女は沢山いる」

 

でも確かに、日本だけでなくってインドでも家庭的な女性のイメージを勝手に作り上げて結婚相手選びに失敗したという男性の話をよく聞くから、次男の固定観念を外して後悔の少ない結婚をしてくれるなら私がパーティガールを引き受けよう。

 

 

 

通っていた英語学校は12月31日まで授業がありました。

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その夜、大晦日はアヌーの同僚と共に、無料の野外コンサートへ。

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今年の抱負!

うーん、マラヤラム語をもう少し勉強して、片言話せるようになりたいです!