南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

南インド料理、アンマのお料理教室 パート1

3月の最後の週に、旦那アヌーの実家コーチに向かいました。
日本からインドに来ているお二人をコーチの家にお招きしているのでした。
 
昨年1月、ご縁があってアーユルヴェーダ研究家でトラディショナルアーユルヴェーダjapanの代表をされている田島先生と出会い、その時に急遽、アヌーの実家まで来て頂き(毎度のアヌーの思いつきで、せっかくだから家に来て!来て!とお招きした。)、アンマ(お義母さん)を紹介したのが今回の再訪につながるきっかけ。
 
トラディショナルアーユルヴェーダジャパンのサイト
 
 
 
田島先生はアーユルヴェーダの知識をより深く、正しく理解するためには英語訳をさらに日本語に訳された本を参考にするよりも、サンスクリット語の文献をそのまま理解することが大切だと、ご自身でもサンスクリット語を学ばれている。
アーユルヴェーダのセラピストを育て、食という観点から人の健康について教えている立場でありながら、今でもご自身の研究、学びを続けているすごい方です。
 
その先生がアンマの料理へのこだわり、薬草の知識、健康の考え方に共感してもらったこともあって、「次回は是非ゆっくり遊びに来てくださいね♪」とお誘いしていたのです。
そして、この度1年ごしで、実家にお招きすることが叶いました!
 
 
テーマは「アンマの料理教室」
 
 
今回は田島先生と、生徒さんで3、4ヶ月インドを旅しているという方も参加してくれました。
 
アンマの説明の様子。

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アンマには数か月前から、「日本でアーユルヴェーダを教えている先生がアンマの料理を学びたいとおっしゃっているからよろしくね」と連絡済み。
インド人って直前にならない真剣に聞いてくれないし、むしろ当日の成り行きで計画を立てる方が良しと考えているフシがあるから心配してた・・・(´-`).。oO、がしかし、
さすが、普通のインド人とは違うアンマ(笑)、しっかりと事前準備をしていてくれてました。
 
2日間、1日3食合計6食分のメニューを考えて、メイドと打ち合わせもしっかり。
 
今回はメイドの娘も助っ人でお手伝いに入ってくれるという。(^ ^)

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ここで以前のブログに書いた事はあるけれど、旦那アヌーのお母さんの特徴をご紹介。
 
・オーガニックベジタリアン。オーガニックのスーパーでしか買い物をしない。
・外食をしない。外食が嫌い。家族で外に食べに行くことになっても、フルーツジュースしか飲まない。
・薬草の知識がすごい。(私には雑草にしか見えない草をこよなく愛し、体調ごとに料理に加える)
・私の知っているインド人で初めての潔癖症。(特に水回り、キッチン)
・アーユルヴェーダの基本、食べ物の組み合わせ、冷たいものを取ることなどにめちゃくちゃ厳しい。
・インドの伝統生活スタイルをこよなく愛する。(そんなお義母さんがどうして私たちの結婚を許したかという件は、長くなるので割愛)
 
 
 
 
ヒンズー教のことやインドの文化、アーユルヴェーダの知識がある人には、インド人ってこういう人多いのではと思う人がいるかもしれないです。少なくとも北インドはヒンズー教にもう少し厳格で、ベジタリアンも多いから特に食べ物に関しては同じタイプもいると思います。
 
 
でもはっきり言って、このお義母さん、ケララでは珍しいタイプみたい。
親戚にも変わり者扱いされるし、私やアヌーの友人に話してもびっくりされる。
「生まれてくる時代を間違ったんじゃないの?」って。
 
ただ、自分には厳しいけれど、私を含め家族に潔癖さや食事の取り方を押し付けないのが優しいところ。おかげで、3人の息子のうち従順な長男アヌーだけはベジタリアン。他の2人は、ノンベジで好きなものと好きな時に食べています。
 
 
というわけで、アーユルヴェーダの伝統、考え方の知識をサンスクリット語を学びながらさらに深めて勉強をされている田島先生と、このお義母さんに共通点を見た私は、この日をずっと待ち望んでいたのです。
 
初日の土曜日のメニュー。
 
●ウェルカムドリンク:バターミルク
 
●ランチ:サンバル・ジャックフルーツトーレン、ゴーヤーパッチャディ、ビートルートパッチャディ、手作りピクルス、サラダ、アンマ特製パヤサム
 
●ディナー:ビートルート&レモンジュース、インド風お粥、豆のメルクラプラティ、アムラチャマンディ
 
 
 
南インド料理の定番といえばサンバルを作っています。
さすがに、毎日のインド料理に飽きて来ている私も、このサンバルなら食べられる。
日本でいう味噌汁に近い存在。

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ジャックフルーツという巨大な果物があって、その甘い果実を取り除いた部分を野菜として使います。

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アンマの特製デザートパヤサム(日本でいうお汁粉)。通常米や小麦、豆などをベースに作るのだけど、アンマは冬瓜とかぼちゃをベースに野菜の組み合わせでアレンジしました。

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バナナの葉に乗せて・・・・出来上がり!!

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GWに東京と大阪で南インド映画祭が開催!

今年のGW、東京と大阪で南インド映画祭が開催されるという情報が入りました。
 
南インド映画?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
 
まず最初に基礎知識として・・・実はインド映画=ボリウッド映画ではないんです。
Bollywoodと言うのはヒンディー語圏地域で制作された映画のことを言います。デリー、ムンバイを中心とした北インド周辺の地域です。
 
インドは映画大国と言われるだけあって、インドでは色々な州で映画が制作されていて、それぞれの州で特徴があります。(インド人はその国民性がよく現れているらしい)
その中でも制作本数の多さで言われる、インド映画、御三家
・ヒンディー語映画・・・・ボリウッド
・タミル語映画・・・・・・コリウッド
・テルグ語映画・・・・・・トリウッド
 
今回は南インド映画祭ということで、ボリウッドを除く、コリウッド、トリウッド映画を中心にした南インド地域の映画が日本で観られるのです。私が住んでいるケララ州のマリヤラム映画(モリウッド)も放映予定の様です。1本だけ。
ちなみに、インドの中で一番現実的で、ヒューマンドラマっぽい映画と言われるのがマリヤラム語映画です。(それでも、圧倒的にハッピーエンドが多いけど)
 
お友達に、「簡単にこの御三家の3つの映画大きな特徴は?」と聞いてみたところ、こんな回答が・・・
「ケンカなどの戦いのシーンで、殴られた人がその場に倒れるのがボリウッド、10メートル飛ばされるのがコリウッド、100メートル飛ばされるのがトリウッド。」
ということです。
つまり、テルグ映画が1番ハチャメチャなようです(u_u)
 
「タミル映画も十分ハチャメチャだと思うけど、テルグ映画ってどれだけすごいの・・?」と、尋ねたら他の友人がこんな動画を見せてくれました。
 
念のため忠告しますが、3分のシーンだけど超くだらないので、時間がない人は見ない方がいいです!( ̄^ ̄)ゞ
主人公が、心臓手術をする女性の為に、人口心臓を手作りして、届けに行くシーン。
心臓の手作り度がすごい。ペンキ塗ってるし・・・(。-_-。)
 
 
 
話は南インド映画祭に戻って・・・
注目度で言うと、日本でも過去の公開されたタミル映画の「ムトゥ、踊るマハラジャ」「ロボット」で有名なスーパースター、ラジニカーントの出演する「カバーリ」でしょうか?

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今回がこれ。67才になっても愛されるスーパースター。この人何才までヒーロー役を演じるんだろう。実物は、頭ツルツルのおじちゃんです。
私もこれ観ました。はっきり言って、曲とアクションで盛り上げる内容。ギャングものだけど、コメディとして私は面白かった。
 

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最初にインド映画は州によって映画の特徴があると言いましたが、歌と踊りがインド映画の最も重要な要素ということは共通点。
ボリウッドほどマストで挿入される訳ではないですが、気づいたら歌って踊ってる。
その代わり、南インド映画は、戦うシーンがすごい派手だったり、奇想天外なストーリーが展開されたり、人間味あふれるドラマだったりとバラエティが豊か。このハチャメチャ感が楽しめる方は、インドと相性がいいですね。
 
また、映画を通してインドの宗教や生活様式、結婚式、家族に対する考え方など、色々なことを知るきっかけにもなると思います。
前回、インド人が雨が好きと書きましたが、映画シーンではしょっちゅう雨の中で男女が踊り、男が雨に打たれながら戦い、女は雨の中で男性のことを想います。
 
 
 
・・と、ここまで、南インド映画を押しながら、実は個人的に観たいと思っているのは、日本では4月7日に公開されたばかりの「Lion-25年目のただいま-」。
(・・南インド映画推しじゃ?!)インドみたいに100〜200ルピーで映画が観られる訳じゃないから、1500〜1800円の価値がある方がいいかなぁとも思いまして・・・(p_-)
これはアカデミー賞6部門ノミネートされた、インドが舞台の実話をベースにした映画です。
主演は「スラムドッグ・ミリオネア」で有名になった、デヴ・パテル。予告編だけで感動してしまいました。
 

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私の住んでいるトリバンドラムでも上映してくれないかなぁ。
 
GWの予定が空いている方、この機会にインド人の最大の娯楽、エンターテイメント産業の映画に触れてみてはいかがでしょう?
 
 
 

トリバンドラム、アジア最大級のIT集積地、テクノパークに潜入してみた。

インド、ケララ州のトリバンドラムという都市は、日本では全くと言っていいほど知られていないのだけれど、(多分、他のどの国からも知名度は低いと思うけど)、ケララ州の州都であると同時に、アジア最大級のIT集積地、テクノパークがあるITハブ都市という存在ということでインド国内では、知られています。

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その大きさたるや、760エーカー(東京ドーム66個分)の敷地に350社以上、約5万人の社員を抱えています。
また、ケララ州らしく、緑の多いITパークということでも特徴があります。元々がヤシの木の森だったところを開拓して出来たので、たくさん切り倒したことは否めないと思いますが・・
 

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IT産業がインドの経済を支えているといってもいいほど、急成長を遂げるこの分野。
インドの一般家庭では、親は自分の子供を医者ITエンジニアになってもらいたいという夢を持っています。(時々かなり押し付けています。)
もしも自分の子供の1人が医者、もう一人がITエンジニアになったあかつきには、そのお父さんはただでさえ出ているお腹をさらに突き出して、踏ん反り返って自慢します(笑)
 
セキュリティが厳しくIDカードなしでは入れないこのテクノパーク。今回は、特別に潜入できたのでそのレポートです。
会社が350社入っていると言いましたが、社員5人くらいの小さな会社からから何万人を抱える大企業まで色々。
 
特にメジャーなインドの巨大IT企業
 
・TCS (TATA consultancy services)
・Infosis
・WIPRO
・Cognizant
 
Technoparkに入っている大きな企業
・TCS
・Infosis
・USTGlobal
・Allianz
 
 
このレベルになると、1社で1,2つのビルを持ってます。
建物もとってもユニークで大きい。

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カフェテリア

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たくさんのブースがあるけれど、ほぼ、インド料理。。( ;∀;)イタリアンとかアジア料理とか・・・ない!他の料理が食べたくても、ドミノ・ピザとフライドチキンがあるくらい。
 
特徴
・インド人率、99.9%
どこを歩いてもインド人。欧米の人、アジアの人も全くいない。。。
だいぶアウエー感。
この広い敷地内には恐らく少しは外国の人がいると思うけど、見渡す限りインド人。
 
・キレイ
清掃員がそこら中にいるので、ちり一つ落ちていない!これインドではすごいこと!
庭の落ち葉まで毎日キレイにしています。
 
・24時間態勢
海外企業のアウトソーシングを請け負っている企業も多く、アメリカ企業のコールセンターも入っています。アメリカとインドは昼夜がちょうど反対。夜勤で働く社員も多くいます。
 
・エンジニアの割に(?)定時で帰る
これは、私の日本人の知り合いから聞いた話です。テクノパークに働く平均のインド人の出勤時刻は9-10時くらいと適当。
1時にランチを食べ、4時位にはスナックタイムと言って軽食とお茶を飲む休憩時間があります。オフィスに寄っては仮眠スペースもあるとか。そして、6時に帰る。
??ん?就業時間、6時間くらいじゃない??
 
私のイメージする日本のシステムエンジニアは、「納期に間に合わせるため深夜までの残業」「取引先の不具合を見つけたら、直るまで帰れない」。それとはぜんぜん違う!
 
企業によってもちろん体制は違うと思いますが、ケララ州のITエンジニアはゆるく働いている印象。家族のイベントや自分の体調を犠牲にすることはまずなさそう。
 
とにかく、IT関係を勉強して卒業したインド人にとって、バンガロールやトリバンドラムのITパークで働くことは憧れ。
 
後は、テクノパークの周辺がもっと発展して都会になってくれればいいのになぁと思うのは、私のつぶやきだけではありません。バンガロールのインターナショナル・テック・パークには、ショッピングモールやエンターテイメント施設が充実して、若い世代を魅了しています。だから、人気があるのはバンガロール。私のインド人のお友達でテクノパークに勤めている子は、みんな「トリバンドラムつまんねぇー」と言います(涙)
 
そんなトリバンドラムにも嬉しいニュース。コーチにすでに出来ている巨大ショッピングモール、Lulumall(ルルモール)がトリバンドラムにも!ただいま、建設中です。
オープンは2年後。。。(インドで2年後というと3、4年後になる可能性大(。-_-。))

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あぁ・・・夢の世界だわ。
頑張れ、トリバンドラム、頑張れ!テクノパーク!
 
 
 
 
 
 
 
 

インド人は雨が好き。パート1 とうとう恵みの雨が!・・・・でも

11月から最近まで全く雨が振らず、晴天の日々。インドに来て、私の生活の何が変わったと言ったら、天気予報を全く気にしなくなった。
乾季=雨は降らない。気温の変化特になし。雨季=スコールが1日1回は降る。気温の変化特になし。
 
気温の変化が日によってあまりないから日本にいた時みたいに天気予報で服装を考えたり、予定を変更したりという習慣がなくなった。
 
ただ、3月の中旬から4月、真夏に入る直前は予測不能になってくる。時々、いきなりスコールになるからだ。
数ヶ月、雨が降らなかったおかげで、家の井戸の水位はほとんど底に近い。地面もパサパサ。水不足が本格的になってきた( ;∀;)。
インドは農業が大事な産業の1つで、人口としては7割が農業従事者と言われているので、これは死活問題です。だから、インド人にとって雨は恵みの雨。気温の暑い晴天の日よりも、雨季や雨の日が好きと言う人もいるくらい。
 
心配症のアヌーの場合は、さらに深刻で・・・
アヌー:「メグ、今月雨が降らなかったら、引っ越したほうがいいかもしれない・・」
 
・・・(ㆀ˘・з・˘)いやいや、それはいくらなんでも。とは思ったが、昔に比べケララの気温は暑くなり、降水量は年々減っているらしい。
森林伐採や世界的な温暖化も原因なのかもしれない。
 
先週のある夕方、そんな私達の思いが伝わったのか、いきなり雲行きが怪しくなり、1時間の雷雨、土砂降り。水不足に悩み始めた矢先だったから、「インド人が雨が好きという気持ちが分かるぅー。雨って有り難いぃ♪」と雨に感謝した途端。
 
バチっ!!
ー停電ー_φ( ̄ー ̄ )
 
・・・そうだった。1年前も雨が降ると良く停電になっていたんだった。。。
先週の停電は2日間続き、夜は旦那アヌーが外に食べに連れ出し、家の中では懐中電灯で過ごす。
 
 

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近場の北インド料理レストラン。

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内装はかなーりみすぼらしいが味は美味しい。

 
1週間後も、また夕方からの大雨。雨が降り出した途端、停電になる前に早めに夕食を作っておこうーとキッチンに入った途端、バチっ!
はやっ。雷が落ちる前に電気の供給が途絶えるという・・・この脆弱さはなんでしょう。
 
旦那アヌーは、差し迫った仕事があるから今日は遅くなるという。うちは電気コンロだからお湯も沸かせない。
2階さんはガスコンロだから、そうだ!お湯をもらおう。
最近、日本の両親から送ってもらった災害用のわかめご飯を思い出した!緊急用なのに速攻使う羽目になったけど、今日も緊急事態だ。
 
お湯を入れて20分。レベルの高いご飯が出来上がった。真っ暗な家で懐中電灯の下で災害用のご飯と野菜を食べる。
日本では、真っ暗な家だと信じてなくても幽霊とかお化けとか想像しちゃってたけど、インドと幽霊があまりにも似合わな過ぎてそういう気持ちにならない(笑)
 
それにしても、災害用のご飯、使える!
日本の家では、敢えて食べる機会がなくってずっと食料棚にしまわれていたのを思い出したけど、インドでは速攻、活躍してくれました。
 
暗闇の中でのご飯が終わると、デリー近くのグルガオンという都市に住む日本人の友だちから電話があった。このグルガオンは振興エリアで綺麗なお店やカフェがあり高級高層マンションが立ち並び、休息に発展をしている衛星都市です。日本人も5000人くらい住んでいるとか。
 

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電車や地下鉄があり、

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高層マンションが立ち並ぶ。
 
友人:「めぐちゃん元気ー?」
私:「元気だけど、今、停電でさ~。真っ暗だよ。」
友人:「げっ!!本当に田舎なんだね、トリバンドラムって。」
私:「・・・そうだよ(-.-;)、田舎ですよ。先週は2日間電気届かなかったですよ。」
友人:「ヤバっ」
 
日本人が片方の手で数えられる人数しかいないトリバンドラムと、5000人も日本人が暮らしているグルガオンでは大きく違う。
グルガオンでは砂糖なしのコーヒーが飲めるみたいだし、いろいろな国の料理が食べられるみたいだし、デニッシュとか普通のサンドイッチとか食べられるらしい。。
当然、電気だって十分行き渡っている。
 
あー、羨ましい。でも、インドに来たからにはインドらしいところに数年は暮らしてみないと、インドに住んだって言えないかも。この不便さでも、翌日に普通に通勤したり通学したり、何事もなかったように過ごすこっちのインド人。
そう、停電なんて大したことないんだ。昔に比べたら良くなったと。そんなに寛容だから、電気会社が頑張って解決しないんじゃ
 
明日からまたいつくるやもしれぬ停電に備えて、フルーツ買いだめしておこう。キャンドルを買って、ロマンチックに過ごしてみよう。インドで人生観が変わったとも変えたいとも思わないけど、たくましくはなってるな。きっと。
 
さっき、アヌーから電話があった。
「金曜日はストライキだって。全てのバスもタクシー列車も全てストップだよ。」
 
停電の次は、ストライキですか。
 

これからインド渡航をお考えの皆様へ、インド渡航ビザ申請場所が変わりました。(2017,3,21以降時点)

インド渡航ビザの申請・受理は2017年3月21日から、港区芝にあったIVSグローバルジャパンのインドビザ申請センターからインド大使館に変更になったそうです。
 

Welcome to Embassy of India, Tokyo (Japan)

 

なんとまた急な、、、そして頻繁に。。。(-.-;)ちょくちょく変わってるなぁ、少なくとも過去3年。3年前は確か、茗荷谷に申請センターがあって、それから、芝公園に変わって、今度は九段下のインド大使館へ。
 
IVSグローバルジャパンのサイトも私がそれを知った21日当日から見れなくなってしまっているし。
せめて、連日申請に来られる旅行会社やビザ代行センターには、事前に向こう側からちゃんと告知されていたことを祈ります。これではインドの役所が日本にあるみたいじゃないかーo(`ω´ )o。(インド人が仕切っているならそういうことか?!)
とにかく、オンラインの申請方法は変わっていることはないと思うので、申請に行かれる方はお気をつけ下さい。
 
待たされる時間が変わるのかやサービスが良くなるのか悪くなるのかは分かりませんが、インド大使館までわざわざ行きたくない方のために、e-tourist visaもオススメです。ただし有効期間は入国から1ヶ月。(直接申請に行く方法では有効期間は発行日から6ヶ月)
 
この入国日と発行日というの、結構重要です。
私の知り合いで、この6ヶ月のツーリストビザの有効期限を入国日からと勘違いして、「今回のインド旅行が前回の入国から6ヶ月以内だから、再度申請しなくて大丈夫ー♪」と思い込んでしまって、とんだ目に合ってしまった人がいます。
 ビザの有効期限が切れているのに気づいたのが出国の3日前。
(何気なくパスポートを開いてみて、ビザが切れているのに気づいた瞬間、「これは夢だ、夢に違いない!」って願ったのは想像できます)
 
その方は、出発日の日本の空港でたくさんの職員を巻き添えにし、その協力の下、デリー経由のアライバルビザに変更してもらい、ギリギリで飛行機に乗り込み、デリー空港で空港泊、その後ケララになんとか到着しました。(アライバルビザを受け付けてくれる都市が限られているそうです。)
もちろん、元々予定のコースを変更することになったので、国内線分は追加で支払うことになってしまいましたが・・・。
「思い込みって怖い、思い込みって怖い」って言ってましたので、旅慣れた方でも海外旅行の際は、こういった有効期限関係は何度も確認したほうがいいですね。
ある意味、なんとかなるのねとも思った人もいるかもしれませんが、オススメしません!
e-tourist visa 申請フォーム

 

申請の手順ははこのサイトに丁寧に記載されていますのでご参考に。

india-go.jp

 
 
オンラインでの申請が終わったら、このサイトから申請が受理されたという内容のメールが来るのでこれをプリントアウトして空港へ持参して下さい。
 

インド,ケララ州でエントリービザ(Xビザ)を更新。

とうとう、この時期が来た。
昨年、苦労してようやく得たエントリービザ。ツーリストビザでインドにやってきた私は、このビザのままでは、6ヶ月以上の滞在が出来ないために、インド人の妻としてのビザ延長を申請する必要がありました。
私が現在手にしているビザは、エントリービザ又はXビザと言います。ただ、この延長は1年間だけ。「来年また更新に来てくださいね」と外国人登録事務所のスタッフに言われた時は、「はー、これから1年間この事務所に来なくていいんだ」と
胸をなでおろしたものの。。。
 
1年はあっという間だった。。。インド各地で悪名名高い(?)FRROに行かなければならない日がやってきた。(どよーん)
 
まずは電話で必要書類の確認。
 
【持参するもの】
・パスポート
・証明写真
・Application form(オンラインで必要事項を記入したものをプリントアウト)
・パスポートコピー(写真ページ、ビザページ、最終渡航印ページ)
・結婚証明書コピー
・Cフォーム(FrroのHPにある別ページから登録する必要あり)
・前回のRegistration Certificate
・Undertaking letter(現在、企業にもビジネスにも従事していないという声明書)(自筆サイン入り)
・Request letter(これらの書類を持ってきたので、ビザの延長お願いしますという依頼書)(自筆サイン入り)
上記が必須書類
・配偶者のIDコピー(パスポート、Adhaカード)
これはFRROのサイトには載ってないが、必要になります。
・賃貸契約書のコピー
これは、前回聞かれたので念のため
・登録料
 
今回いらなくなったのは、大家さんのサインの入った文書。
 
まずはオンラインの登録。ポイントは30分以内に全て情報を
登録すること!時間制限があるので、気分が向いた時に少しずつ情報を足していくって事は出来ないのです。
(1ページ目を全て埋めれば、次のページに行く時に保存は可能です。)
FRRO online申請ページ
 
FRRO Cform 登録ページ
 
 
念のために追記しておきますが、婚姻の登録もビザの登録も、インドの州で違ったり、またその年で違ったりします。
こういった規定がコロコロ変わってしまうので、ご自身で登録される場合は必ず、一度電話で確認をした方がいいと思います。
これは、ケララ州トリバンドラムFRROの2017年現在の例です。
 
#注意点:FRROオンライン上で上記の書類のほとんどをアップロードする必要があります。その際、それぞれの書類のデータの大きさは200KBまでです。そしてPDFファイルしか受け付けないです。それぞれの書類をPDFに変換し、容量が大きい場合は小さくして、アップロードして下さい。
 
#ちょっとしたTIP:自筆サイン入り書類は、インドのコピー屋さんにわざわざスキャンしに行くのも面倒くさいので、私はmac の「プレビュー」で手書き署名をカメラで写して、挿入しました。
 
#ちょっとしたTIP:証明写真は白黒でOK。データの容量がかかるので最初から白黒で撮影したものを取り込んだほうがいいと思います。
 
オンラインで書類をアップロードしたら、そのままFRROを訪問する日を予約します。
 
当日、FRROを訪問すると、ちょうどお昼時間にかかってしまったので待たされたものの、他に待っている人もいず、スムーズに受付を済ませることが出来、その後上役の人に通されいくつか質問に答えたら、書類が全部Okとのこと!良かったー。
 
その後、言われた金額を指定の銀行に支払いに行き、もう一度帰ってきて領収書を提出。
前回の申請の際はなかったことですが、両手の指紋も登録されます。
そして待つこと30分。。。。見事1回の訪問でビザを取得することが出来ました!
 
最初のビザ登録料は4800Rsだったけれど、2回目の今回は480Rs。予想してた金額の10分の1だったから、これもホッ。
前回のスペルミスやハイフンの抜けを1回ずつ指摘して、合計4回くらいFRROに通った時とは大違いのスムーズさ。
 
時間にして合計2時間くらいでした。(外国人のおおい地域だともっと時間がかかりそうです)

 

 

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無事VISAゲット!カンパーイ!!・:*+.\*1/.:+といきたいところだけど、2人ともお酒が飲めないので。。。
 
(写真はケララのビール、キングフィッシャー。ノーマルとストロングがあります。これはストロング。若い子たちは、ストロングを飲むのがカッコいいと思ってる様子)
 
 
 

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私達は、ティーで乾杯♪っと(笑)。(*゚∀゚*)
 
 
追記
リクエストレターの本文例。
Dear sir
I,(名前)(パスポートNO),wife of (旦那の名前&パスポートNO),hereby request you to kindly process with the formalities for (申請理由). Kindly find the documents attached.
 
 
 
 

*1: °ω°

インド、ギネス級の女性のお祭り、「アトゥカル ポンガラ」

3月11日は「アットカル ポンガラ」というお祭りでした。

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毎年、現地の暦に合わせ、2月末から3月の初めの時期に行われるケララ州でのヒンズー教の一大イベント。
10日間に渡って続くこのお祭りのメインイベントが、この日の女性によるお供え作り。
女神に捧げるお供え物を作るため、州を越えてたくさんの女性がこのトリバンドラムに集結します。

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「たくさんの女性と簡単に書きましたが、 なんと、「女性が集まる集会として最大」ということでギネスに登録されたこともあるとか。この歳は250万人の女性があつまったそうです。(@@)
今年の3月6日付けのThe hindu新聞によると、今年は400万人の人が参加すると言われているとか(本当??)
400万人って横浜市民の人口くらいじゃん。いやいやいや、さすがに、それはムリだよ。インド人も話すこと大げさだけど、新聞も大げさなのかな?
 
メインとなるお寺、アトゥカル バグヴァディ寺院(Attukal Bhagvathy Temple)を中心に半径20Km辺りの道路上で、女性がレンガを組み、陶器鉢でパヤサムという甘いお汁粉のようなものを作ります。

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お米や黒砂糖、カシューナッツやレーズンを陶器のポットでグツグツ煮て作るこの作業を「ポンガラ」と言います。
道路を薪に火をくべて料理をする女性たちが埋め尽くします。
 
 
1週間に市内中心を通ると、道路の脇には陶器鉢がうず高く積まれ、これから始まるイベントの大きさを
表していたけど・・・興味というより、ちょっと怖い(-.-;)。
数日前からは場所取りが始まります。お寺に近ければ近いほど、ご利益があると考えられているからです。
当日の朝は、お寺でのオイルランプの点灯から始まり、そこから分け与えられた火が、隣の人、また隣の人に渡り、料理が開始!
パヤサムを作りながら、女性たちは女神の降臨を祝い、自分の希望や家族の幸せや健康を祈ります。
「娘がいい男と結婚できますように」「息子がいい会社に就職できますように」など、こういうのはどこの世界も一緒ですね。

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2週間前から、トリバンドラムに遊びに来ていたお義母さんは、親戚も参加すると聞いて、行ってみたくてしょうがない。
しかも、次男の結婚祈願もある。
旦那アヌーは、日中30度を超える炎天下の中で、薪で火を燃やして、さらに煙で目が開けられない状態で料理する行為は、狂気の沙汰じゃないかと、大反対。『アンマ、これは自殺行為ダヨ!』
私も、周囲のみんなから、暑さと煙地獄のように聞いていたので、どうもお義母さんのテンションと合わせてあげられない。。
 
結局、その日は自宅で過ごし、翌日その親戚の家に、お供えで作ったパヤサムをごちそうになりました。
参加した女性からは、「楽しかった」「いい思い出」といい話ばかり。
そうだ、それまでに話を聞いた周囲のみんなは全員男性だった!Σ(´∀`;)
 
興味があれば、材料とポットとレンガを持っていけば女性なら誰でも参加することが出来ます。
(ポットもレンガも現地調達可能みたいです。)
今回は、残念ながら参加しませんでしたが、私も、来年こそ挑戦してみよう!?