南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

いとこの結婚式に参加。でもその前に・・・

先週の週末、旦那アヌーのいとこの結婚式に参加するために、コーチへ行ってきました。実は、それまでが大変だった・・・・(+_+)。というのも、アヌーが3日前の水曜日の夕方、早めに帰宅したと思ったら、「熱っぽい」とのこと。

 

それから、3日間38~39度の発熱が続き、寝込んでしまったからです。6月の雨季、モンスーンが始まるとバタバタと体調を崩すインド人(ケララ人)。私の周りの人も、次々と発熱、寝込む人がいた中、例外なく、アヌーもまんまとその一人になってしまいました。さらに、怖かったのはその中でデング熱も発症している人がチラホラいるという事実。。。。

 

『お願いだから、デング熱ではありませんように・・・』

 

ひどい風邪を引いた場合、インド人は基本あまり病院を信じていないけれど、それでもやっぱり普通は病院にいって薬を処方してもらいます。がしかし、アヌー家は極度に病院を嫌がるので、家庭療法などで、自力で治そうとします。

 

固形物の摂取を止めて、胃腸を休めながらとにかく休息を取る。

 

個人的にも、風邪の対処法としては間違ってないと思いながらも、デング熱の可能性が頭にあるから、心では引きずってでもアヌーを病院に連れていきたかった私(-.-;)。

 

高熱で体を動かしたくないというアヌーの希望、そして、デング熱の症状、頭痛、吐き気、蕁麻疹等も無かったので3日間様子を見ることに。

 

 

インドではその薬効の高さから万能ハーブと言って重宝されているトゥルシー。このエキスを飲ませたり、ドライジンジャーや他のスパイスを混ぜて煮出したティーを飲ませたり、フルーツジュース、重湯(ケララでは病気になった人に重湯を飲ませます)を飲ませたりすること3日間。少し熱は引き始めたものの、回復はせず。

 

3日間、毎時間電話してきて心配で心配でいたたまれないお義母さんは、トリバンドラムに来るとまで言い出したので、土曜日の夜、強行でアヌーを連れて、義弟と一緒にコーチに行くことにしました。日曜日はいとこの結婚式だということもあるし、家でお義母さんに看病してもらって、私の負担を減らすことも考慮してもらって。

 

そして、次の朝の日曜日、スケジュールも良く分からないまま、お義母さんがその日の為に用意してくれたサリーを受け取ってそのまま会場へ!バンガロールから来ていた次男も一緒に、結婚式へ参列です。

 

この度、めでたくお嫁に行くことが決まったいとこ、アリタ。あまりのゴージャスさと綺麗さに圧倒されて、そして、既に多くのカメラマンに囲まれていて、間近の写真を取り逃してしまったけれど、とってもとっても綺麗でした。

 

f:id:misopurin:20170627232242j:plain

 

 

 

 

私も現場にいる着付けさんにお願いしてサリーを着せてもらい、なんとか・・・。

 

f:id:misopurin:20170627232317j:plain

 次男と三男は元気です。

 

f:id:misopurin:20170627232359j:plain

 

f:id:misopurin:20170627232447j:plain

結婚式は無事終わり、アヌーもその後、体重が落ちて骨と皮だけになったような気もするけど無事回復して、トリバンドラムに戻ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3ヶ月間、メイドを雇うことにしました。インドの生活は、楽かもしれない件。

先月、コーチンに暮らすお義父さんとお義母さんが3週間私たちの暮らすトリバンドラムへやってくることになり、その間お義母さんの家事のし過ぎを心配した旦那アヌーが短期でメイドを雇うことを決めました

 

完璧主義で潔癖で、口にするものにこだわるお義母さんは、特に台所から離れない習性があります。私達からするととっても有難いのですが・・・。゚(゚´ω`゚)゚。

 

アンマ(ケララでお母さんのことをアンマと呼びます)のサポートと話し相手として、来てもらうメイドさんは、「タンガマニーおばちゃん」という5、60代女性。朝6時30分から、お昼の11時半位まで料理やお掃除を手伝ってくれます。

 

これが、タンガマニーおばちゃん

 

f:id:misopurin:20170616144544j:plain

 

 

 

おかげで、私はアンマがいた3週間はもちろん、アンマがコーチンに帰った後もすっごくすっごく楽をさせてもらっているのです。(*^ω^*)

週6日5時間働いてもらって、7000ルピー(12000円位)。ケララの生活費では決して安くはないけれど、高くはないです。

朝食と私達のお弁当、そして夕食の為の野菜切りもしてもらって、お部屋やバスルームも毎日別の部屋を掃除してもらっているのです。(もちろん、私も台所でお手伝いして、辛すぎないよう、油っぽくなりすぎないようチェック)

これは有難いっ( ;∀;)

 

最初なんとなく日本人の私としてはメイドに頼ることに抵抗があった私。アヌーは、これはインドにきたメリットだし、何より実は節約できるお金もあると説得された。

 

私と旦那アヌーと義弟の昼食代が約200ルピーかかっているとして、(3人で400円以内というのも安いのだけど)、200ルピー*24日で4800ルピーが節約できる計算になる。これは悪くない!

 

さてこれが、ある日のお弁当!

f:id:misopurin:20170616144632j:plain

 

 

 

メニューは、緑豆のカレー、カレーリーフのチャマンディ(ココナッツと合わせてミキサーしたもの)、オクラのメルクラプティ(炒め物)、モリンガとココナッツのカレー。この日は、トマトとか人参が切れていて、緑一色の色合いになってしまいました。ヽ(´o`;

が、普通のインド家庭のお弁当は赤唐辛子が入るので、実際赤い野菜がなくてももっともっと赤い色のお弁当になります(笑)

ちなみに、赤米、玄米を常食にして食べているのも私達位。みんなのお弁当のご飯は柔らかくて白いケララ米です。

f:id:misopurin:20170616151409j:plain

インドのお弁当箱はスチール製。これは2段式になっているタイプ。これが結構便利。私は日本から持って来たプラスチック製も使用しているのですが、これよりも汚れも匂いもつきにくい!私もこっちにしようかなと思っているところです。

 

まぁ、海外駐在で東南アジアに住んでいる日本人家庭ならこのくらい当たり前のことなんだとは思います。でも、今話題になっている日本で暮らしている家族にのしかかる負担のニュース、老夫婦、若い夫婦、小さい子供のいる家庭などなど、そんな記事を見るたびに、あ〜私は楽をさせてもらっているなと痛感するのです。

 

インド生活が充実しているかどうか、遊ぶところがあるか、便利かどうかは別の話ですよ!

 

まだまだ、日本の家庭にお手伝いさん、家事代行サービスの文化はすぐに馴染まないかもしれないけれど、高いお買い物をするのをちょっと我慢して、海外旅行に行く頻度をちょっと少なくして、こういったサービスを利用して日々の家事負担によるストレスを減らしてあげるのも、家庭が上手くいく一つの方法なのかもしれないなぁと思ったりしたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりインド人とのビジネスって難しいんじゃないかと思う時。

先月の事、時々通販でモノを購入する時は、Amazonを使うことが多いのですが、試しにメーカー兼卸しをやっているという会社のサイトから
商品をいくつか購入してみようと思いました。
問い合わせからオーダーまでは(返信のタイミングは遅めだがインドでは許せる範囲)比較的スムーズにメールのやり取りができ、指定先に支払いを済ませ、後は届くのを待つのみ。
 
しかし、2週間、3週間経っても商品が届かない。。。。
会社が同じケララ州ではなく、隣のタミル・ナドゥ州だから遅いのかと思っていたのですが、3週間待って、とうとう電話とメールで連絡をしてみました。
電話では、相手は言い訳の連続(-_-)。
「1つの商品が集まらなかったから、送れなかった」「スタッフが発送を忘れていた」・・・・・インド人の言い訳はしつこいのです(p_-)
 
一通りの言い訳の後、「週明けの月曜日に絶対に発送する」と約束してもらいました。
 
さて、発送しただろう月曜日を過ぎ、2日後の水曜日。念のため、発送は出来たか先方にメールしてみました。念のため。
 
返信はすぐにきました。
「本当にごめんなさい。やっぱり商品が集められなかったので、まだ送ってません。返金処理でお願いします」って。
 
「いい加減にしろっ!!約束した月曜日に送れなかったら、その日にメッセージを送るのが普通でしょう!?」
って思ったけど、”私の普通”は、ここでは通用しないのも分かっている。とりあえず、メールでは平謝りだから、返金処理が終わるまで怒りは収めておこう。
 
さて、返金処理の為、こちらの口座を連絡。2日後返信が来て、「今日その口座を登録して、明日送金します」連絡がありました。
 
そして、4日後の今日、返金処理が終わったかの確認を再度メールしてみました。
 
「本当にごめんなさい。まだ登録も送金もしていません。月曜日の朝、必ず送金します。」
 
・・・・・・もはやため息しか出ないわけです。
 
これまた来週の水曜日に、確認のメールをこちらが送らなきゃいけないパターンでしょう?!
 
日本でバイヤーをしていた私は、こんな取引先だったら仕事が何も進まないだろうし、何より自分の精神状態に異常をきたしてしまうだろうと
自分の担当取引先にインドがいなかったことに今更ながら、ホッとしました。
 
やっぱり、インド人とのビジネスは大変そうだ。
 
もちろん、勤めていた会社には丁寧で早めなレスポンスが出来るインドの取引先が何社かありました!
そして、日本在住のインド人で、とっても気の利く頼りがいのある取引先も!
 
大事なのはやっぱり、1回顔を合わせて相手の人柄を知るのはもちろん、”日本の普通”の基準にどれだけ対応できるかを見極めることでしょうね。
すくなくとも、ビジネス経験の少ない現地の職人、農家、工場なんて絶対危険すぎる。単価の安さで迂闊にビジネスを持ちかけない方が良いだろうなぁと思うわけです。
 
教訓:普段謝らないインド人が、sincerely apolozeと言ってもまだ信じるな!
 
{追記}
 
そして、3日前はデンタルフロスを使っていたら奥歯の詰め物が外れるという災難に。日本では一回も歯の詰め物がとれることは無かったのに、
インドに来て2回も詰め物がとれる私・・・(T_T)
 
以前に通っていた歯医者さんに翌朝行くことにして、この歯医者さんのサイトでその日が定休日では無いことも確認。
当日の朝一番にその歯医者に行くと、病院が閉まってる!!
歯医者さんの携帯に電話をしたところ、「あっ、今日は僕も奥さん(この人も歯医者)も
病院には行かないから。今電車に乗ってるから。」って。。。。(もちろん、お詫びとか無い)
 
ムカッ!としたけれど、出かける前に自分が電話で先生にアポイントを取らなかったことがいけないと思うようにしました。
(インドでできるだけイライラしないで生きる術です)
 
さて、付き添ってくれたアヌーと近くの歯医者で”良さそうな”病院がないか、知り合いに電話したり、ネットで調べたりした後、3キロ先にある病院に行くことに決定。
すぐにタクシーに乗って移動中に電話をすると・・・・あれっ?誰も出ない!9時オープンとあるけど、今は10時。「えっ、ここも今日は休み??」
 
すでにタクシーに乗ってしまった私達は、とりあえず行ってみようと病院に到着。と同時に1人の女性が、病院に入ったのが見えて、「あー他にも患者さんがいるから大丈夫だよー!」と、胸をなでおろしました。
が、院内に入ったら、なんとその女性はこの病院の女医さんでたった今出勤したところという・・・。(*_*)
 
「まだ、他の先生も看護婦も来てなくって~。えぇ大丈夫ですよ。診察しますよ。」
 
ガランとした院内で白衣を着ながら話す女医さんに、不安そうに口を開ける私。
 
無事、処置が終わった11時頃。上司と思われる男性の歯医者さん、看護婦さんが出勤してきた。。。
 
教訓:病院には必ず事前に電話すること!9時オープンを信じるな!
 
 
 
 

旦那の家族の秘密。。インドの結婚事情 ー次男はまだまだ結婚しそうにありませんー

旦那アヌーには誰にも言うなと言われているのですが。。。。アヌーの家族には近所や親戚にバレてはならない秘密があります。
 
 
それは・・・・実は一番下の弟には彼女がいる♪♪
 
私達が結婚した時より前に付き合い始めているから、恐らく2,3年の仲みたい。
2人共、28歳。いわゆる立派な大人だけど、ここはインド。そして都会のデリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイとは違って、まだまだ保守的なケララ州。
 
デートスポットも限られるし、彼女は女子寮に暮らしていて門限は7時。
基本外泊は禁止だが、やむを得ない場合は、両親がその理由を寮長に連絡しないと許可が下りない。
公共の場で、手を繋いだり、身体を寄せ合ったりするものなら、場合によっては
警察官に怒られる可能性もあったりして、これが時々、ニュースになっている。
もちろん、行き過ぎた取締りだという問題提議としてニュースになるのだが、
一方でまだまだ、シニア層の賛成が多いのが現状・・・・。
 
というわけで、この2人全くもっていわゆる健康的なお付き合いをしていて、可愛らしい。

f:id:misopurin:20170526191946j:plain

手も繋がない。こんな距離感・・・フフフ(*^_^*)
 
 
ただ、この2人のこれからの将来を考えた際に、そこに大きな障害があるんです。
 
それは宗教。
彼はヒンズー教徒で彼女はキリスト教徒。
 
もちろん当人達は全く気にしてないのですが、インドの一般家庭では、とっても大問題。その家庭の信仰の度合いにもよりますが、たいてい大反対にあいます。
 
がしかし、なんといっても長男アヌーが、日本人の私と結婚しちゃったので、お義母さんもお義父さんとっても柔軟になってしまいました(笑)。
 
もう一つの理由は、なかなか結婚話が進まない次男に、怒りと疲れを感じたお義母さん。こうなったら三男でも話をまとめておこうと思ったのでした。
 
先月、お義父さん、お義母さんが彼女のご両親に連絡をとり、実家ある街へ足を運び、ご挨拶にいきました。ただ、ここでもちょっとした問題発生!
彼女のご両親は、相手のことを事前に知っていてお付き合いは公認で理解もあったのですが、同居するおばあちゃんがこれまた敬虔なクリスチャン。絶対にこの結婚を許すはずがない!
というわけで、自宅にお邪魔することは出来ず、近くのレストランでご挨拶となったようです。
 
おばあちゃんの件は様子見ということで、親同士の会合は円満に終わり、ご機嫌のお義母さん。後は、時を待つ・・・というか『順番を待つのみ』となりました。
 
 
早速、次男に報告、「あんたのせいで、三男が結婚待ち状態になってるよのー!」
とみたいな内容で、現在次男を追い詰め中らしい。(笑)
 
やっぱり、年長からという順番は大事みたいです。
 
そのお義母さんの勢いにアヌーが心配になって次男に電話。
 
アヌー:「お前が、たぶん本当はチャラい女が好みなのかもしれないのは分かってる。口では家庭的な女性がいいって言ってるけど、本心は違うんだろ?どっちにしても、お義母さんはそんな女性反対するかもしれないけど、僕や弟は応援するから、自分で見つけろ。」
 
次男:「・・・・OK。」
 
私:「次男はただ自由なシングルライフをまだ楽しみたいだけなんじゃないの?本当に、チャラい女が好きなのかなぁ?」
 
アヌー:「あいつはいつも本心を隠したがるんだよ・・・。あいつの為だ」
 
これまでも毎月、コーチの実家に帰る度に、結婚マッチングサイトを見ながらの女性を何人選んだことか。お義父さんが、新聞にも結婚相手募集欄に掲載を出した翌日は、朝から電話が鳴りっぱなし。
 
これがケララで一番ポピュラーな結婚相手探しサイト。
 
 
もちろん、親から電話がかかってくるのだが、「自分の娘を見ると、結婚したくなくなるだろうから、双方会わないで結婚話をまとめませんか?」という依頼には驚いた。
ある家庭では娘が嫁に行けるように、出っ歯を矯正させたり、肌荒れを直したりと、お金を掛ける。
 
個人的には、「女子よ。そのヒゲを剃って写真を取ったらどうか?」と呼びかけたくなる。「男子は女子のヒゲを結構気にしてるぞ!」
(インドの女性は、まつげも眉毛もメイクなしでいいくらいしっかり整っているが、その一方ヒゲも濃い・・・(-_-))
 
ともかくインドでは、家族中がこれだけ熱心に子供の結婚の取りまとめに時間とエネルギーを注ぐ。
これだけ努力するから最終的にはほとんどの男女の結婚がまとまるのだが、悲しいかなインドでは見た目が相当大事ということが否めない・・・・。
 
 
そうは言っても、お見合い結婚じゃなくて恋愛結婚が良いよねーと言ってる友人たちもたくさん。

f:id:misopurin:20170526194159j:plain

 

次男の許可を取ってないのでこの写真で。椅子に座っているのが次男です。

結婚相手募集中ですー!!(上の右側はアヌー(笑))

f:id:misopurin:20170526194330j:plain

 
 
 

最近のインドニュース。

●レイプ未遂事件。
残念ながらここケララ州で起こりました・・・。
襲われそうになった女性は、犯人の男性器を90%以上切断し、自ら警察に通報したということで、多くの人からその勇気を賞賛されています。
ケララ州の知事も会見を行い、この被害者女性の勇敢な行動を讃えました。
「よくぞ、この犯人の○○○を切断してくれた!」・・・と言ったかどうか分かりませんが、この女性のサポートを公言しました。インド全体で問題になっている話題だけに、知事も自己アピールに使います。
 
とにかく、この女性が罪に問われることは無いということで、ホッとしました。インドではまだ女性の地位が低いので、地域によっては逆に女性が罪に問われることもあり得るからです。
 
それにしても、その犯人の写真、しかも病院のベッドで横たわる写真が公にアップされるとは・・・。病院での放置のされ方・・・。
 
●選挙不正疑惑事件。
ある州での選挙で、圧倒的にモディ首相率いるBJPという与党が選挙に勝ちました。
その後、負けた1人の候補者から意義が出ます。『この選挙はおかしい!』
 
なんと、開票が終わったその候補者の票は0。その候補者は言います。「たとえ私の支持者グループが私を裏切っていても、たとえ私の家族、親戚が私を裏切っていてもいい。それでも、私が自分自身に入れた1票も反映されないとはどういうことだ!」
 
インドの選挙は、投票所に選挙の候補者の名前がならんだボード状の機械があり、その候補者の名前の下にあるボタンを押すという投票システムです。この機械を細工をして選挙不正を組織的に行っているのでは無いかという疑惑がおこっています。

f:id:misopurin:20170523163341j:plain

こんな機械。

f:id:misopurin:20170523163204j:plain

選挙を終えた人は、指にインクを塗られます。

 
 
それにしても、あってはならないけれど、仮に不正をしたとしても、対立候補者の票を0にしなくても・・・・。
 
 
●ITエンジニアを50%減らす方針を発表
 
最近、インド政府はこれからインド国内にいるITエンジニアを50%減らして有能な若手だけを雇い続けるというような発表をしました。
というのも、ある調査で、会社に勤務する多くのエンジニアが就業中に私的にパソコンを使い任務を怠り、さぼっているということが分かったからだそうです。しかもコストのかかる中堅エンジニアから首を切っていくと言っているらしい。
主に中堅が怠け者で、若者が意欲に満ちているかというとそうとも感じられず、単純にコストカットの対策にしか見えない今回のいきなりの発表。
単価の安い若手を採用し続け、インドのIT産業の魅力を安い労働力と強調するのも一つの手かもしれないけれど、社員教育とか、就業ルールの見直しとか、そういう対策は図れないかなと思うわけです。サービスのクオリティを上げている努力もしていかないと、長いスパンでビジネスを考えた時に、勝ち続けられないと思うんだけどなー。
 
 
この最近の3つのニュースを取り上げても、全て深刻な内容であるにも関わらず、どうしてもなにかツッコミを入れたくなるのです。
 

インド生活、インド料理に飽きたら・・・・

前回2回に分けて、私の旦那のお母さんによる南インド料理教室について、書きました。
インド料理って奥が深いと思ってくれた方がいるかもしれないし、インド人ってチキンカレーとナンばかりを食べてるわけじゃないのねーと思ってくれた方がいるかもしれない。このブログのタイトルにあるように、「ベジーでヘルシーなインド料理」があることをお伝えできたら、私にとってこんな嬉しいことは無いのですが・・・・。
 
 
うーーーーん、さすがに、飽きた。。。。インド料理(´;ω;`)。
 
インド料理はきらいじゃないけど・・・、むしろ、タイ料理やベトナム料理の方が好きだし。イタリアンや台湾料理なら毎日食べれた?のかもしれない。
でも、やっぱり限度があった。週7インド料理はキツい・・・です。
いくら材料はオーガニックでヘルシーなものしか使ってないと言っても、身体は喜んでるはずと言っても、私の心が満たされないーーーー(涙)
私の体をこれまで育ててきた日本の味を、おそらく脳が欲しがっているのです。

f:id:misopurin:20170427184515j:plain

f:id:misopurin:20170427184528j:plain

南インド人が毎日食べている、サンバルビリヤニ。本当に、本当に毎日食べている

 
日本のお母さんの料理が恋しいよぉ。たまに作る手の込んだ料理でもいいし、休日の昼に15分で出来上がる焼きそばでもいい!(T ^ T)
 
外食すればいいのでは?といっても、ここトリバンドラムには『アルデンテ』という概念の全く感じられないパスタを提供するイタリアンレストランと、『薄味』という優しさはひとかけらもない中華料理屋さん位しか無い(涙)。日本料理レストランなんて・・・・ない。
最近、ちょっと雰囲気のいいレストランが出来たと思ったら、オープンから半年で、味付けが濃くなり、なにやらイタリアンにインド風味が混じってきて、ハンバーガーの具材にはフレッシュなレタスやトマトは入らなくなるという高い割にがっかりする確立が多くなってしまった店がある。
 
インドに来て、1年半。「インド料理以外の料理を食べたいよ病」という病にかかっています(笑)
 
この先週は友人がFBに投稿した台湾料理に思いを馳せ、今週はラーメンや冷やし中華、コンビニのおにぎりにまで思いを馳せる始末。「天」という字を見て、天ぷらを想像し、酢飯だけを食べ続けるという夢を見た時、「あー、こりゃ重症」だと思いました(笑)
 
そこで、ここトリバンドラムにいる3人しかいないの日本人の友人の1人(旦那がインド人)に、食生活について聞いてみた。
 
私「インド料理に飽きたよー(T_T)」
 
友人「えー、私達もうずいぶんインド料理食べてないよ」
 
私「なに!!」
 
友人「家に日本米とみりん、酒、醤油と梅干しあるよ。あっすしっこもあるし。他の調味料も全部、日本に帰る度にに持ってきた」
  「朝とか、サンドイッチ作ってるし。トリバンドラムのレストランは期待できないから自分で作るしかないよね-」
  「うちは鶏ガラでスープとって、冷凍していつでも使えるようにしてる-」
 
私「(O_O)ほ、本格的!」
 
彼女には、11歳と3歳の娘と生まれたばかりの男の子の赤ちゃん、3人の子供がいる。私よりインド生活の長い彼女は、さすが、だった。
彼女の場合、旦那さんの両親と同居ということで、お義母さんが旦那さんの分の料理を作る環境があるのもあって、日本料理を日常的に食べて過ごしていた。
 
そういえば、8年以上もトリバンドラムに暮らしているもう一人の日本人の友人(旦那がこれまたインド人)は、自分で納豆も味噌も作ったと言っていたのを思い出した。もう職人の域である。
 
作るしかない!
 
もちろん、私の両親も頻繁にうどんやそば、だしやお好み焼きの粉など日本食を送ってくれる。ありがたく、非常食のように日本の味が恋しくなった時に食べている。
でも限られた食材で、諦めモードで作る私の料理は、大学生の一人暮らし料理レベルの出来上がり。(~O~;)
(例)キャベツと人参、(試しに)ココナッツ入りのお好み焼き。卵オンリーうどん(そば)。春雨オンリースープ。(時短レシピというより、がっかりレシピに近い)
 

f:id:misopurin:20170501223407j:plain

ゆかりとアマノフーズの味噌汁にはお世話になっています。一瞬で日本の味が再現!
 
 
いやいや、頑張ってクオリティをあげていこう!
 
デリーの都会に暮らす日本人の友人は、ただでさえ外食の選択肢も多く、色々な料理が食べられる。ただ、外に出て悪い空気を吸いたくないという理由もあり、自炊を続けて3年。シェフ並みの腕前になったと言っていた。彼女の最後の投稿で見た料理は、「牛タンの赤ワイン煮込み」
その時は、「インドで牛タンを料理するって・・・^^;」そして「インドで牛タンを仕入れられるんだ」と驚いたものだった。
 
バンガロールに手作りのあんこでどら焼きを作って、オンラインで販売しているという
日本人がいると聞いた。
 
・海外で快適に暮らすには、やはり食事が大切という話。
・店に頼らず、自分の料理を頼ろうという話。
・自分の食への柔軟性を過信しすぎるなという話。
・旦那がポイズンと言って脅かすインドの加工食品の品質の悪さにビクビクしすぎるなと言う話。
(ハム、チーズ、冷凍食品の類を未だに買ったことがないのです。)
 
良いのか悪いのか、私のこだわりのない適当な性格のせいで、自分の国民食の大切さに気がつくのに1年半もかかってしまった。
間違っても、ジャンクフードが食べたいわけじゃないんです。慣れ親しんだ味に触れることと味のバリエーションとクオリティって大切だなーと気づいたんです。
 
インドで買ったソニーの携帯が壊れ、写真もデータも無くなってしまったので、
私のこれまでのひどい自炊の様子は掲載しません。
 
願わくば、旦那と義弟がもう少し、他の味にも興味を示してくれれば良いのだけれど・・(毎回、家族の分と自分の分を2種類作るのは面倒くさいのです)
彼らは多くのインド人の特徴で見られるように、食に関してめちゃくちゃ保守的。
インド人はどの国に行っても、インドレストランで食事をするというのはよく聞く話です。
 
 
友人が梅干しとみりんと酒を分けてくれるというので、これからお料理、頑張ります!
 
 
 
 

アンマのお料理教室 パート2

3月31日の金曜日につづいて、4月1日の土曜日もアンマのお料理教室は開催されました。
 
お昼のメニューはこちら。
これもケララの料理の定番アビヤル・・・色々な野菜を煮込んだ後、削ったココナッツを和えたもの
 

f:id:misopurin:20170424234319j:plain

 
マンゴープルシェリー・・・・熟れたマンゴーを煮込んで、ヨーグルト又はバターミルクを加えた酸味のあるカレー

f:id:misopurin:20170424233937j:plain

 
 
パンプキンカレー・・・・・日本のかぼちゃとは違ってホクホクしていない柔らかめのかぼちゃと豆のカレー

f:id:misopurin:20170424233735j:plain

f:id:misopurin:20170424234633j:plain

 
 
さらに、お義父さん特製のデザート付きです。
このお義父さんのデザートは、私がアイスクリームが食べたい!と言っても、「アイスクリームはポイズン(毒)」という、お義母さんが(目の届く範囲では)許してくれないので、それを見ていたお義母さんが私に作ってくれたというストーリーがあります。
 
作り方は簡単です。
材料はこちら
・バナナ
・デーツ
・水に1晩漬けたカシューナッツとアーモンド
・ココナッツミルク
・カルダモン少々
・はちみつ少々
 
以上をミキサーにかけて、ペースト状にする。
そのままでも十分美味しいですが、冷たい方がいい人はしばらく冷蔵庫、冷凍庫で冷やす。
栄養も豊富で、身体も喜びます。
 
私が東京にいた頃は、疲れたなと思ったらパワー充電の為に渋谷のヒカリエにあるナッツ専門店Far East Bazaar(ファーイースト)に行って、ナッツとドライフルーツの入ったスムージーを600円位払って飲んでいたことを思い出します。すごい美味しいから気に入っていたけど、今じゃ、高すぎて恐ろしい・・(;_;)
 
夜は、今回のお料理教室のメインテーマでもある「ケララ式、薬草粥」。
『カルキダ・カニ』
 
これは6月から8月の雨季(モンスーン)時期に、体調を崩さないように免疫力を高めるために伝統的に食べられるおかゆです。
2,3ヶ月に渡る雨季は、温度や湿度の変化で体調が悪くなる人が多くなる季節。その季節にカルキダカ・カニを食することは、体を滋養し、消化を促進し、毒性のものを流し出し、免疫力を高める為に、ケララ人にとっては伝統的な養生法の1つと言われています。
 
しかも、基本的にはこの薬草粥を7日間連続で食べるのが望ましいという・・・。
「21日間の方がもっといいんだけどねー」って、お義母さん、それは絶対ムリだ( ;∀;)
 
主要な材料は、ナヴァラライスと呼ばれる特別なお米とクミン、胡椒、コリアンダー、カルダモン、こしょう草などのハーブ、フェネグリーク等。これに今回は10種類以上の庭に植えてある薬草を入れました。

f:id:misopurin:20170424235305j:plain

f:id:misopurin:20170424235409j:plain

 
 
ぐつぐつ煮ること2時間、一見、魔女のこしらえた毒のような色をしたおかゆが出来上がりました!

f:id:misopurin:20170424235822j:plain

薬草からとったエキスとハーブの混ざったスープ。これにライスを加えて・・・・

f:id:misopurin:20170424235858j:plain

出来上がり!
 
 
さらに、このおかずとして、ブラフミー(ゴツコラ)とクローバーのようなハーブを入れたココナッツチャマンディーを作って、終了!
 
味はそこまで苦くもなく、なんと言うか・・・身体が喜ぶ美味しさでした。
先生も生徒さんも、喜んでくれていた様子で良かった。
 
日本の7草粥と考え方にも似ていますよね。でも、今でもその7草を全部正しく入れてお家で作っている人は少ないはず。ケララでも、この伝統薬草粥を10種類以上の薬草を入れて作っている家庭は少ないと聞きます。だから、これは絶対食べてもらいたかった。
 
お義母さんも、お義父さんも普段はよく喧嘩しているけど(笑)、今週末はすばらしいチームワークを見せてくれました。どうもありがとう。
旦那アヌーも、年度末のプレゼンが延期になってしまい、忙しさが続いてるのにコーチまで付き添って、協力してくれてありがとう。
 
おかげで楽しい週末を過ごすことが出来ました。
 
このアンマのお料理教室について、トラディショナルアーユルヴェーダジャパンの田島先生も、ブログに書いて下さいました。すごくよく書いて頂いて、ありがたいです。
写真の私の顔は、どうなんだろうと思いますが・・・。あっ・・・私が差し上げた写真だった(-.-;)y-~~~。こんなことならっ。