南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

チェンナイの在印日本領事館へ、婚姻届を提出に行く パート2(ちょっと寄り道編)

土曜にトリバンドラム(Trivandrum)発の12時間のバスの旅を終え、タミルナードゥ州ポンディチェリ(Pondicherry)から12kmくらい離れた町のホテルへ日曜の朝、無事到着することができました。

 

今回、夫の叔父さんがポンディチェリにいるので、”訪ねてついでに泊まらせてもらおう〜!”という思惑は、叔父さんが日曜不在ということで不成功に終わり、ポンディチェリ観光ではなく、前から興味があったオーロヴィル(Autoville)に行くことにしました。

 

このオーロヴィル、説明すると長くなるのですが世界最大級のエコヴィレッジということで、世界中から注目を集めているところです。

あらゆる信念や政治、宗教を乗り越えて平和と調和の下に持続可能なユニバーサルタウンを目指した、コミュニティと言われています。

現在、世界40カ国以上のから2000人位の人が集まって暮らしている村です。

 

matome.naver.jp

www.auroville.org

 

私は、日本にいる時にテレビで日本人のおばあちゃんがこのオーロヴィルで身寄りのない子供達を育てながらここで暮らしているという内容で紹介されたのを見たことがあったり、医療・看護活動のボランティアをしている日本人の女性が活躍していることを知人から聞いたりして、興味を持っていました。

 

夫も、アート・音楽・オーガニック農業・平和、など様々なキーワードでずっと前から「ここは理想郷ではないか」と興奮気味で私に話してくれていました。

 

ということで、ホテルのバイクをレンタルし、いざオーロヴィルへ!!

 

30分後・・・うっ暑い。ケララよりも木々が少ないせいか、より暑さが身にしみる・・・。・°°・(>_<)・°°・。

道の途中でココナッツを買って水分補給していると、そこにいたインド人に写真を撮れとせがまれる。

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インド人は、写真に撮られるのがとても好き。

 

30分位で入り口が見えてきた。。

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まずはインフォメーションセンターへ。

 夫:「オーガニック農業に興味があって、そこを訪ねてみたいんです。そして、芸術家さん達にもお会い出来るって聞いたのですが、情報いただけませんか?」

 

受付の女:「え〜、今日は日曜日だしぃ、どこも基本的にはお休みなんですよねぇ。私も彼らの邪魔はしたくないしぃ。誰かと先に連絡とっててくれれば良かったのにぃ。

(ゴチャゴチャ)」

 

夫&私:「・・・それが、私達、今日1日しかないんですよ。少し見所があれば紹介して頂きたいんですが・・」

 

受付の女:「オーロヴィルに来て1日だけの観光って言われてもねぇ・・・・」

 

ワクワクしているこちらの気持ちを、打ち壊すこのヨーロッパ人と思われる女!!(怒)

「・・・・」(あー、この人ダメだ。無理だ。)と諦めた。

 

とりあえず、観光スポットの瞑想ホール、マトリマンディル(Matrimandir)だけ見ておこう。

歩く道すがら、「誰があの人を受付の窓口にしたんだ」「日本じゃ、あのサービス許されん」「駐車場のインド人のおじさんの方が何十倍も親切だった」と、2人で悪態つきまくり・・・

平和の理想郷がどんなところだろうを胸を高鳴らせて来たものの、一人の受付の態度で一気に、イメージダウンしてしまったのでした。残念。。

 日曜日がほぼ休みってことを調べてなかったのも失敗だったな。

 

とは言うものの、せっかく来たのでシンボルだけはパチリ。

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観光客もたくさん。

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その後、バイクで農地や建物を巡ってみるものの、予想以上に敷地面積が広く、どこに行くにも遠い。炎天下での移動は、結構きつい。インド人の観光客もぐったりしていた。

 

もちろん、テーマパークではないから、見所と言ってもそこで活動している人の活動を見たり、芸術作品を見たり、演奏を聴いたりするのが楽しみ方になるのかな。

いいところは、世界中の人が暮らしているので、カフェやイタリアンレストラン、パン屋さんがあって、いろいろな味に触れられるところ。

これじゃ分かりにくいですね。第一私がよく分かっていない。

 

というわけで、他の方のブログを拝借させていただきました〜。

matsumoots.com

 

 

 

人気のない農園を訪ねると、手作りのツリーハウス。確かに誰かが暮らして居る形跡!

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ここに暮らす人々(オーロヴィリアン)は、基本お金のやり取りがないだけあって、かなりの不用心。

 

 

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二人:「飽きた!ポンディチェリで夕ご飯食べよう!」

せっかくだ。元々はポンディチェリにも行ってみたかったから、足を運んでみよう〜。

 

・・・・1時間後、ポンディチェリに到着。

私:「海岸沿いに行ったら、夕日が見れるかな?」

夫:「こっちは、インドの東側だから夕日は見えないよ。朝日は見れるけどね。」

私:「あっ!(・Д・)ノ」

 

ポンディチェリは昔フランス領だった街で、海岸沿いを中心に西洋の雰囲気を残した建物が多く残っている。私たちがついた時は、すでに暗くなり始めていたので、あまり雑貨屋や、カフェを探すことはできなかったけれど、この州の中ではおしゃれスポットととして人気がある街です。

 

夕日は見れなかったけれど、海岸沿いを歩いてみた。

昼間が暑すぎるからか、たくさんのインド人が夜の海風を楽しんでいる模様。

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『さて、ご飯どこで食べる?』

 

いつものように思いつきで、行動する私達。(言っておきますが、私は思いつき行動は好きではないです)

 

当てもなくとりあえず歩いていると、1人のおじさんに声をかけられる。

「おっ、君達さっきオーロヴィルの近くで歩いてたでしょう!?僕ね、あの近くでゲストハウス経営してるんだよ。日本人や韓国人のお客さんが時々泊まるから、君達カップルが目に入って覚えてるよ〜。」

 

しばらく立ち話をしてこの人物が怪しくない、むしろすごい親切な人ということを確認。午前中にオーロヴィルで出会った人に、午後にポンディチェリで再会するとは。

・・・なんというか。σ(^_^;)

 

まぁとりあえず、こうして無事この辺りで人気の美味しいレストランにありつけました♪

 

次の朝、ケララでは見ることの出来ない日の出を拝んで、いざチェンナイへ!

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バス停でチェンナイ行きのバスを待っていると、どこかで聞き覚えのある声がする!?

「おーい!」

なんと、車から顔を出したのは、ポンディチェリの叔父さん!!(=゚ω゚)ノ

「これから出勤だよ。まさかここで会えるとはね!いやぁ、偶然だなぁ。ハッハッハッ。次回は、絶対うちに泊まりなさい。」

 

もはや、びっくりしてすぐに声が出ない私。

 

・・・・なんというか_φ( ̄ー ̄ )

 

こうして、偶然の出会いと別れを繰り返し、チェンナイに向かったのでした。