アーユルヴェーダ健康法 その1 〜オイルバス〜(The oil bath :An Ayurvedic home remedy)
アーユルヴェーダの健康法にオイルバス(Oil Bath)というものがあります。
実は私、このオイルバスを毎日やっています。
6月に列車で8時間かけてアーユルヴェーダの名医と呼ばれる病院へ診察してもらった際に、オイルバスを勧められ、オイルを処方されました。念のため言っておきますが、私は病気で伺った訳ではなくって、今よりもっと健康になるために、つまり”若返りの方法”を尋ねに行ったんです(*^o^*)
旦那アヌーの体重が増えない(うらやましい悩みなんだけども)、なんだか弱ってる気がするというのもあって、せっかくなら有名なところが良いと先祖代々アーユルヴェーダの先生という家系の80歳の名医に会いに行きました。
怖いおじいさんの顔がロゴのこちら。
最寄駅から、さらにタクシーで40分。山奥なのに、患者は絶えないのだとか。
この先生は、常に病院にいるわけではなくこの病院のさらに裏手にある自宅で診察をしていると言われ自宅訪問。
お金持ちのはずなのに、地味ですね。
アヌー曰く、『これが名医たる所以!』
ちなみに、診察代はいらないって言われた!(でも、もちろん”気持ち分”は支払いました。)
これらが、このアーユルヴェーダホスピタルの処方してくれたお薬の1部。
オイルは、一番左で症状にも寄りますが、200円から500円くらい。
さて、話は戻って、オイルバスって何?ということです。
簡単に言うと、『全身にオイルを塗って、マッサージ、それから30分〜1時間おいてから洗い流す』というものです。(私の場合、マッサージせず、ほとんどオイルをこすりつけて終わり^_^;)
アーユルヴェーダ施設に行くと、アビヤンカ(Abhyanga)という名前でマッサージ付きで受けられるトリートメント方法です。
オイルバスはそれのお家でセルフケアバージョン。
ちょっとこれ分かりにくいかもしれないけれど・・
インドにはお風呂で入浴する習慣はないので、疲れたり関節が痛くなったり、肌荒れしたりした時には、このオイルバスで全身の疲れや体の痛みを取り除くというやり方がアーユルヴェーダの根づいた特に南インドでは一般的みたいです。
アーユルヴェーダ的いうと、オイルバスで3つのドーシャ、カッパ、ピッタ、ヴァーダのバランスを整える。
『ヴァーダを抑える。』(これに関しては、今後また詳しく説明してみたいと思ってます。)
朝、頭頂部にまずオイルを垂らして、耳にも塗ってマッサージ。その後足の裏にも擦り込む。それから、全身にオイルを塗ります。
この頭頂部、耳、足の裏の3点がポイント。
『でもでも、足の裏にオイルを塗って1時間どうしろっていうの!?』
と、初めは思ったけれど、今では専用靴下と専用ゴムサンダルでそこは対応。全身オイルまみれの上にタオルポンチョを着て朝食を作る毎日♪
インドではオイルが栄養分、時には悪い成分を運ぶと考えられているんですね。
このオイル、体にす〜っとなじむので、石鹸で洗い流さなくてもお湯だけもべたつかない!しかも、肌はしっとり。
なんだか、確かに体の疲れが取れて調子がいいような。信じてまずは3ヶ月続けよう。
何より有難いのは、オイルが安い!(T ^ T)
このオイルバス、病院に行かなくても、ココナッツオイルやセサミオイル、ヒマシオイルの単品でもオイルバスは可能です。今の日本の猛暑時期だと、オイルを体に塗るのはきついかなぁ…>_<…
そして、これは最近試してみたアーユルヴェーダの歯磨き粉。
その名の通り、パウダー!
数種類のスパイスの味がして、決しておいしくはないけれど、磨いた後、歯と歯茎が気持ちいい!
これはオススメ。
日本にいる頃化、粧品や美容健康商材のバイヤーをしていた時に、化粧品製造会社の開発担当者の数名から聞いた話、『正直言って顔につけたり、髪につけたりするものをオーガニックとか指定成分無配合とかにこだわる前に、歯磨き粉にこだわった方がよっぽど体の為にはいい。口の中の方がよっぽど体内に吸収しますからね。』
確かに・・・。
それ以来、歯磨き粉は天然界面活性剤を選ぶようにしていた。
それでも、練り状でなくこのパウダー状の方が、さらに余計な成分は入っていない気がする。
アーユルヴェーダの薬が何よりもいいのは、化学的な薬ではなく自然のものから作られているので、化学成分なし、副作用なし。
毎日の生活で取り入れられそうなものを、目的に合わせて取り入れて、健康をキープしようという、セルフケアが大前提。
もっと詳しくなりたいけれど、薬の名前だけでも覚えれないし、これは時間がかかりそうだなぁ・・・