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南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

ハッピーオーナム!!(Happy Onam!!)

9月14日はケララ州最大のお祭り、Onam(オーナム)でした。

 

オーナム祭とは、1000年以上の歴史のあるお祭りで、インド神話上における王様でアスラ王(阿修羅王)のマハーバリを称え、マハーバリ王が地下世界から地上世界(ケララ)に戻ってくることを祈願するお祭りです。また、収穫祭(Harvest Festival)の意味もあるそうです。

 

この週は会社も学校もお休みになり、実家に戻って家族や親戚と過ごします。日本のお正月、お盆みたいなものですね。

また、この時期にはマハーベリ王を迎えるため、プーカラム(Pookalam)と呼ばれる円形のフラワーカーペットが会社や街、家の玄関前などいろいろな所に作られます。

 

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こんな感じ。

 

本当は、旦那さんの実家でも花びらをたくさん買って飾らないといけないんだけど、今回は私達の時間がなくって、庭に咲いてる花でそれらしくやってみました。

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しょぼっい(⌒-⌒; ) ・・・王様来てくれるかな。

 

また、オーナムを迎える最初の週(今回は9月3、4日)は、アッタチャマヤムと言われるパレードが行われたり、巨大なボートレースが行われたりします。

 

アッタチャマヤムは前回のブログで先に写真だけ紹介しましたね。

こんな感じ。

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マハーベリ王様が歩いてきたり、

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神様も登場。

 

ボートレースは、同日だったから見に行けなかったのですが、こんな感じ。

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そして、各お店でバーゲンセールが行われ、新しい服や新しい家具を新調したりして、町中が大賑わい。連日、デパートは大混雑、そして交通渋滞(~_~;)

 

各家庭ではオーナムサディヤ(Onam Sadhya)と呼ばれるたくさんの種類のカレーを作ります。これもお正月のお節料理みたいなものです。

お義母さんも14日の朝は、朝早くからカレー作り。私は野菜切り担当(笑)

今回、なんと10種類も作りました!

 

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アーユルヴェーダ的には6種類の味覚が全て揃っているのが望ましいと言われます。

簡単に紹介すると、ジンジャーカレー、玉ねぎカレー、アビヤル、サンバル、バナナの花カレー、豆カレー、ゴーヤーカレー、かぼちゃカレー、ピクルス、バターミルク、デザートのパヤサム。

 

ご先祖様にも、サディアを捧げます。

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最後にオーナムの由来です。長くなるのでおヒマな人は読んで下さい。

 

その昔、アスラ王(阿修羅王)、マハーバリが治世した時代はケララの歴史の中で、もっとも栄え、平和で、公平で、誰もが幸せな時代でした。やがて、天界、空界、地上界を掌握することになっても、すべての世界は富に溢れ、喜びに満ちていました。その為、この寛容で聡明なマハーバリ王は誰からも尊敬され、愛される王様になります。

 

このマハーバリ王の名声と人気に、神様達は脅威を感じそして嫉妬します。神々の母は、祈りを捧げそれを聞き届けたヴィシュヌ神( Vishnu神)は、ヴァーマナ(Vamana)と呼ばれるバラモンの貧しい少年の姿に変身し、マハーバリ王を讃える祭へ出かけます。マハーベリ王は心が広く、慈悲深く、願いを求めに来た人には必ず答えてくれると言われているので、それを試すために。

 

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祭では王が人々に施しを与えていて、自分の前に現れたヴァーマナに望むものを尋ねます。少年ヴァーマナに化けたヴィシヌ神は、私は貧しいので自分の3歩分の土地が欲しいとお願いします。寛容なマハーベリ王はその程度ならと快く承諾します。

この時、彼の師である聖仙ウシャナーは、彼が人間ではないことを見抜き、施しを止めるように警告するのですが、マハーベリ王は「例え敵であったとしても、一度交わした約束を反故にする事ほど罪深い事はない」と言って取り合わなかったのです。

 

そして、約束を交わしてヴァーマナが足を踏み出すと同時に、その身体は巨大化し、一歩目で二歩目で天界と空界の全てを跨ぎました。巨大化したヴァーマナはマハーベリ王に尋ねます。「三歩目の場所はどこにある?」

もはや三歩目の場所をなくしたヴァーマナの前に、約束を守る為マハーベリ王は「三歩目の領地」として自身の頭を差し出します。

 

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そして、彼は地下世界へ押し込まれるのですが、自信を差し出しても、なお約束を果たそうとする姿勢に、ヴァーマナに変身していたヴィシュヌ神は感服し、彼の願いを聞き入れることにします。

マハーベリ王は、1年に一回地上世界の人々が今と変わらず幸せに、富に恵まれて生活をしているか見に訪れたいと願い、許されます。

こうして、オーナムはこのマハーバリ王を迎え入れる為、そしてこの時の王自らの犠牲に対する感謝を込め、ケララ各地で色々な行事が行われているのです。

新しい服や家具を新調したりするのも、たくさんの料理を用意するのも、マハーバリ王に私達は今も裕福に暮らしていますよと言う気持ちを表す為を言われています。