南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

最近のインドニュース。

●レイプ未遂事件。
残念ながらここケララ州で起こりました・・・。
襲われそうになった女性は、犯人の男性器を90%以上切断し、自ら警察に通報したということで、多くの人からその勇気を賞賛されています。
ケララ州の知事も会見を行い、この被害者女性の勇敢な行動を讃えました。
「よくぞ、この犯人の○○○を切断してくれた!」・・・と言ったかどうか分かりませんが、この女性のサポートを公言しました。インド全体で問題になっている話題だけに、知事も自己アピールに使います。
 
とにかく、この女性が罪に問われることは無いということで、ホッとしました。インドではまだ女性の地位が低いので、地域によっては逆に女性が罪に問われることもあり得るからです。
 
それにしても、その犯人の写真、しかも病院のベッドで横たわる写真が公にアップされるとは・・・。病院での放置のされ方・・・。
 
●選挙不正疑惑事件。
ある州での選挙で、圧倒的にモディ首相率いるBJPという与党が選挙に勝ちました。
その後、負けた1人の候補者から意義が出ます。『この選挙はおかしい!』
 
なんと、開票が終わったその候補者の票は0。その候補者は言います。「たとえ私の支持者グループが私を裏切っていても、たとえ私の家族、親戚が私を裏切っていてもいい。それでも、私が自分自身に入れた1票も反映されないとはどういうことだ!」
 
インドの選挙は、投票所に選挙の候補者の名前がならんだボード状の機械があり、その候補者の名前の下にあるボタンを押すという投票システムです。この機械を細工をして選挙不正を組織的に行っているのでは無いかという疑惑がおこっています。

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こんな機械。

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選挙を終えた人は、指にインクを塗られます。

 
 
それにしても、あってはならないけれど、仮に不正をしたとしても、対立候補者の票を0にしなくても・・・・。
 
 
●ITエンジニアを50%減らす方針を発表
 
最近、インド政府はこれからインド国内にいるITエンジニアを50%減らして有能な若手だけを雇い続けるというような発表をしました。
というのも、ある調査で、会社に勤務する多くのエンジニアが就業中に私的にパソコンを使い任務を怠り、さぼっているということが分かったからだそうです。しかもコストのかかる中堅エンジニアから首を切っていくと言っているらしい。
主に中堅が怠け者で、若者が意欲に満ちているかというとそうとも感じられず、単純にコストカットの対策にしか見えない今回のいきなりの発表。
単価の安い若手を採用し続け、インドのIT産業の魅力を安い労働力と強調するのも一つの手かもしれないけれど、社員教育とか、就業ルールの見直しとか、そういう対策は図れないかなと思うわけです。サービスのクオリティを上げている努力もしていかないと、長いスパンでビジネスを考えた時に、勝ち続けられないと思うんだけどなー。
 
 
この最近の3つのニュースを取り上げても、全て深刻な内容であるにも関わらず、どうしてもなにかツッコミを入れたくなるのです。