南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

インドの赤ちゃん、メイクの理由。

インドで生活を始めて、気になっていたことの一つ。それは赤ちゃんのメイク

ただでさえ目が大きくて眉毛もしっかりしている顔立ちのはっきりしたインドの赤ちゃん。家の中でも外でも見かけるとほぼメイクをしてる。

 

 

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こんな感じ。

正直言って、赤ちゃんにメイクするなんて「気持ち悪い」って思っていた。さらに、0歳児からのピアス!これも「どうなの〜」って思っていた。

 

聞いてみると実はそこに色々と理由がありました!

まず第一に、魔除け

インドの慣習、言い伝え(?)として、周りから「可愛い、可愛い」と言われると悪いものが憑くと考えられているみたいです。

だから、あえての醜さ。

時には2番目の写真みたいに大きな偽ぼくろもつけて可愛くないようにする。

 

そして、第二に、眉毛のライン作りと育毛効果

なんでもこの赤ちゃんメイクに使うKajal(カジャル)には、眉毛の生えさせる育毛効果があるらしく、今のうちから眉毛のラインを整えて、さらにたくさん生やし、アイブローがいらないように出来るらしい。

アイライナーもびっちり書いてまつ毛もたくさん生えますようにと期待しているらしいのです。

なんと!!o(・x・)/

0歳児からの美容法をやってるインドってすごいわ〜。

 

最後に赤ちゃんのピアスについて、こぞってみんな言う。

「0歳児は痛みを感じにくいから、痛くないうちに開けてあげた方がかわいそうじゃないでしょう?」

 

私は当初、「いやいやそれって、親の勝手な考え方じゃないの?」と思っていた。

でもいざ、自分が子供を持ってみると気づいた、

「本当に痛みに強いかも?痛みを感じてない?」

と言うのも、娘がおもちゃを振り回して、そのおもちゃがガンガン頭や足に当たってるのに笑っているから。。。。

 

案外、ただの宗教や言い伝えだけでなく、ちゃんとした実用的な理由があるのかもしれない。

 

ではアヌー家はどうかと言うと。。。

そこは、ナチュラリストのお義母さん。

市販のカジャルは例えアーユルヴェーダ薬局のものでも化学物質が入っていると言って、反対。

「私の時代はみんな家庭でカジャルを作ってたものよ」と言って、ホームメイドのものなら良しとする考え。

では、どうやって作るかと言うと、ココナッツオイルにいくつかのハーブを混ぜて、紐を垂らしてそれを燃やし、その燃えかすを集めて作るのだそう。

 

うん、今の生活ではそんな時間無し!

と言うわけで、うちのユリアはメイク無しで過ごしてます。

眉毛は残念ながら私に似て変な形だから育毛効果を聞いてからは、「カジャルしてもいいかも・・・」ってちょっと興味を持ち始めていたのだけれど・・・。

 

と言っても、最近のインドの若者はカジャルに反対している子が多いらしく、近い将来インドの赤ちゃんのメイク比率は減りそうな様子です。

 

話は変わって、日本で8月11日から公開する映画、「英国総督 最後の家」

気になります!

 

インドでは私が出産の為に日本に帰国していた昨年の11月には公開されていて終わってしまっている映画。

eikokusotoku.jp

 

インドでは必ず時々ニュースになる、インドとパキスタンの関係。

恥ずかしながら日本で学んだインド歴史は、「東インド会社」「ムガール帝国」がテストの回答になりやすいって覚えてしまっていた。。。(T . T)

インドのことをあまり知らないで暮らし始めたけれど、インドの歴史を知らないことをハッとするだけじゃなくって、インドと言う大国を一つにするって本当に大変だとつくづく思う。

この映画はイギリスからの視点だけれど、監督はシク教徒の女性と言うから、いろんな視点が入った映画なんじゃないかな。