南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

インドの病院事情 ユリアの発熱 パート3

ユリアの発熱投稿はこれで最後です。
もちろんですが、今は元気ピンピンで、食欲旺盛。
義弟のラウルからは、「スモウガール」と呼ばれるほどたくさん食べてる毎日です。
なかなか、ブログの時間を割けない日々で・・・
 
前回、アヌーが入院先の病院以外で、ユリアの尿を別の検査機関でチェックしてもらいました。
インドには病院内ではなく、個別に血液や尿検査をしてくれるところがあって、トリバンドラムには24時間体制のところも1箇所あります。
検査結果は取りに行かなくてもメールで送付してくれます。
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尿検査の検査が早朝メールで届き、アヌーが調べ始めました。
 
「多分、腎機能に影響が出てる・・・・」
 
「ガーン」
アヌーが毎日深刻な顔をしている一方で、ユリアは見た目とても元気なので、心配しつつもどこか心の中では楽観的だった私も今度ばかりは、真っ青に。
 
5日目の朝の早朝6時
親しくしているアーユルヴェーダの先生に電話をかける。早朝でおそらく寝ていたにも関わらず、尿検査のデータを見て相談にのってくれた。
6時半
私の知り合いで家族が医者という人にも電話する。これまた早朝というのにデータを見てくれた。
 
結論、「アミカシンは今すぐやめた方がいい」
 
8時
病院のナースにアヌーが「仕事で緊急事態が発生したから、どうしても今日移動しなければならない。ユリアと私はアヌーの実家で後半の治療をしてもらうから退院させて欲しい」と願い出て。。。。。
 
ようやく先生から退院の許可をもらうことに成功!!
病院脱出!!
 
日曜の昼12時
ようやく家に戻る。
 
 
でも、これで問題が解決したわけでは無い。
ユリアの腎臓が心配です。
アヌーの勤め先の教授さんにトリバンドラムで一番大きくて有名なKIMSという病院の小児科の先生を紹介してもらった。この病院、小児科だけでも10人くらい先生がいる。最初にかかった先生の友達もこの病院にいるというから、実際に会うまで心配だった・・・
 
 
月曜日、KIMS病院でことの経緯を説明すると、「アミカシン」という薬の名前で顔をしかめるこの先生。
日本の先生を同じ反応だ!それから、とびひから発熱までの状況を詳しく聞いてくれる。
他の体の発疹は?目の色は?喉、咳は?耳をいじったり、尿やうんちは?
前の先生とは問診の仕方が明らかに違う!
アメリカでドクターをやっていたというこの女医さんは、インドのやり方だけでなく、他の視点でも見てくれて、信頼が出来そう。
よかった。いい先生に会えて。
 
その後、その病院内で再度、血液検査と尿検査を行う。
血液検査の結果
 
血液検査で白血球数が平常に戻って、CRPも問題が無い。やはり少し数値が異常があった項目があったものの、許容範囲とのこと。
 
「大丈夫、もう抗生物質は必要なし!」
 
ただ、尿検査で血尿が出ているとのこと。RBCが20。これは尿内に赤血球はいくつあるかという数値。5以下が正常値だそうです。
腎臓、尿管、膀胱などが傷ついている可能性を示すもの。
もう一つ尿たんぱくは正常値だったので、腎機能の低下では無いかもとのこと。
 
再検査となりました。
頑張れユリア。
 
尿検査について

www.twmu.ac.jp

 

その1週間後の尿検査では血尿の値は出ずに、問題なし!

 

はぁ〜長かった。この約1ヶ月。

でも、色々勉強になった1ヶ月。FBを通してアドバイスを求めたら色々な専門的なアドバイスをもらって、この情報がどれだけ役に立ったか。

SNSや友達、知り合いの大切さを身にしみた1ヶ月。

インドでは先生のことを鵜呑みにせず(日本でもそうなのだと思いますが)、自分自身でも知識を持っておくことを知った1ヶ月。インドのドクター達はとかく教科書通りに薬を処方して、インフォームドコンセントのガイドラインなんて無視します。

 

KIMSと言う病院自体がベストと言うつもりはないけれど、少なくともいい先生に巡り会えたのは良かったです。

 

元気になったユリア。先週は初めての海。

夕日を見ながら何を思う。

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