Love marriage? or Arranged Marriage?(恋愛結婚?それともお見合い結婚?)
2日前のニュース。
夫、アヌーがネットでそのニュースを見ながら深いため息をつく。
「ケララはまだまだ保守的だ。この仕打ちはひどすぎるよ・・・(/ _ ; )」
何があったかというと・・・
”2人の大学生のカップルが一緒に暮らしていたという理由で、大学から停学処分を受けたという。しかもそれを高等裁判所が支持して、正式に判決が下されたされた”そうです。
この大学の学長がインタビューで、「結婚前の男女2人が同棲するなんて!恥ずべき行為」のようなことを言ってます。
ここ南インドがいかに保守的かを示したニュースですね。
こっちでは未だにArranged Marrige(見合い結婚)が主流だということは前にもこのブログで書いたと思いますが、実際インドの若い子達と交流すると、いろいろな感情が見え隠れするのが分かります。
まず典型的なのは、女の子はみんな恋愛結婚に一定の憧れを持っているということ。
だから、恋愛結婚の末、結婚にたどりついた女子はちょっと自慢げな顔をして「私は恋愛結婚だしぃ〜」と自分の結婚話をしているのを見かけます。(これが可愛い)
その話を、まだ結婚してない女子は目をキラキラさせながら耳を傾けるという。(そしてこれも可愛い(^_^))
男性はまだちょっと世間体があるのか、”恋愛結婚的な見合い結婚”みたいな言い方をしている。(笑)
『なんだそりゃ?』って初めは思ったけど、要するに”結婚前に知り合っていて恋愛感情はあったものの、結局は親戚や近所の人の紹介で結婚に至った”ということらしい。
『どっちだっていいじゃん』と言いたくなるけれど、このニュアンス、結構大事みたいでやっぱり男子も恋愛結婚ということを少しだけ見せびらかしたい感情がそこにあるのが分かります。
少しずつ若い世代が自由に相手を選んで、恋愛をしたいとか結婚相手を選びたいと思っているものの、でもハードルはまだまだ厳しそう。
インドでは結婚が決まってから恋愛が始まってそれを育んでいくというのが、社会規範みたいになっていて、むしろ恋愛という感情が発生しなくても子供を産み育てるということが、優先事項になってます。よく考えたら、昔の日本もそうだったな。
話は変わって・・・
先週、ヨガ教室に歩いて向かっていると、ヨガの先生(26歳男性)がバイクを降りてこちらを向いて手を振っていた。
「学校に行くならバイクで乗せて行ってあげるよ」
(ラッキー♪)
というわけで、バイクで3分程度の距離だけれどインド風二人乗り(横座り)で乗せて行ってもらった。
教室に着いて、女子の友達に
私:「さっき、先生にバイクで送ってもらって楽チンだった」と話したら、
友達:「えっ( ゚д゚)2人乗り?どんな風に座ったの?」と尋ねられた。
私:「あー?インド風に横座りで、こんな感じで片手だけ腰を回して片手は後部を・・・・」
友達:「きゃー!腰に手を、手を回したの??」
どうやら、男女のバイクの2人乗りの正式な乗り方は、”片手だけでバイク後部をつかむ”。又は、バランスが取れない時は、”手で触れるとしても肩オンリー”だそう。
こんな感じ。
今まで注意して見てなかったけど、確かにみんな腰に手を回していない!(◎_◎;)
これとか絶対危ないし・・・
『どっちだっていいじゃん』(身の安全が大事なんだから・・・(−_−;))とは思ったものの、そのくらい物理的にも男女の距離が大事ということ。
ついでに「旦那さんには2人乗りしたこと言うの?」まで心配された(笑)
これじゃ、南インドでサルサやペアダンスができるようになるのも夢物語だなぁ〜。