南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

パンチャカルマで有名な施設に行ってみた。(We visited Dr.Franklin Panchakarma center.)

まず最初に、パンチャカルマって何?ですね。

 

パンチャカルマはアーユルヴェーダの治療法の一つで、体に溜まった汚れをきれいに浄化する方法です。

アーユルヴェーダでは、体内で消化されなかった未消化物をAma(アーマ)といい、これが病気や不調の原因と考えられます。また、個人個人が持っている体質、または生命エネルギーのことをDoshas(ドーシャ)といい、大別するとヴァーダ(風)、ピッタ(火)、カッファ(水)、これらのどれかが過剰になってバランスが悪くなることも、同様に病気の原因になります。

パンチャカルマは、このAmaを取り除き、Doshasのバランスを整えることを目的に行われます。病気の人は治療目的で、病気じゃない人も予防や健康増進の目的で、このパンチャカルマを受けることができます。

 

ここまで読むと『なんか体のデトックス出来るっていい感じ〜♪私もやってみたーい』と思う人がいるかもしれない。

ただ、言っておきます。これはかなりハードです。まだ、試したことないけど、結構きつそうです(−_−;)

 

簡単にその治療法を説明すると・・・・症状に応じて、以下の5つの方法の組み合わせを行います。(そもそも”パンチャ”は”5つ、”カルマ”は”方法、トリートメント”という意味。)

 

嘔吐法・下剤法・浣腸法・点鼻法(鼻から薬を入れて口から排出)・瀉血法(皮膚から血液を出す)

 

はぁはぁはぁ(´Д` )、書いただけで苦しくなってきましたよ・・・

しかも、瀉血の方法が施設によってはヒルを使って血を抜くというし・・。

この前処置で、コップ1杯の油を飲まされるっていうし・・・・。

 

ただ、このパンチャカルマ、本当に様々な病気や不調に効果があるということで世界中の人がこの治療を受けにインドにやってきます。ケララはアーユルヴェーダ発祥の地としてその治療の場としても、有名なところです。

私の日本人のお友達はアトピーが治りました。

ただ、忙しい日本人にとって難しいのはゆっくり養生することが一番大事ということ。

少しずつオイルマッサージ等で体の準備を整えてから、本番の治療が行われ、その後十分に静養して体のリセットをするのです。

 

というわけで、今回そのトリバンドラムにあるパンチャカルマの施設で、世界的に非常に有名なDr.フランクリン、アーユルヴェーダセンターに訪問してみました。

ちなみに、Dr.Franklin先生はインド人です。

 

日本からもパンチャカルマに非常に興味があるというお声を何度か聞いて、ケララに暮らす身として、一度訪れてみたいと思って。

 

家からバスで約1時間30分。車2台がやっと通れるというメイン道路を南へ南へとひた走り、チョワラビーチに向かいます。バスを降りると周囲のローカル感とはだいぶ違う、素敵な建物が見えました。

ここがDr.Franklin's Panchakarma institute & Reseach centerです!

 

www.dr-franklin.com

 

 

一応、事前に電話で見学は可能ということだけ聞いていたのだけれど、受付に行ってみるとラッキーなことにDr.franklin先生の娘さん(この方もドクター)に建物内を案内してもらいました!

 

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お庭が可愛い♪

 

 

 基本的には最低21日のコースから。

まずは先生の問診を受けて、個別の治療プランを立ててもらいます。

マッサージ等を組み合わせ、だいたい1日2〜3時間のトリートメント。

だから、21日とは言っても体に無理のないように、ゆっくりゆっくり免疫力を高めていくそうです。

 

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治療中は、個々に合わせてベジタリアンメニューが組まれます。

素敵なレストラン〜。

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ここがトリートメントルーム。合計10部屋位あったでしょうか。

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ヨガや瞑想の施設も!

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 お部屋もレベル高い。

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部屋からの眺め。

 

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 正直、ここまでレベルが高いと想像してなかったから、ある意味感動。

そして、案内してくれた先生以外にも施設内で出会うスタッフさんの笑顔が優しいこと、親切なこと。

 ここなら、ハードな治療も何とか耐えられそう??

そして、インドの施設の清潔さ等に心配がある人にもここはおすすめできると確信。

 

 施設内で会うのは、欧米の少し年配の方々。

欧米ではスパで療養する文化もあるから、健康の為にこういう休暇の使い方するのも特別ではなさそう。

いつか、いつかきっと体験してみよう〜。そう思いながら施設を後に。

 

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 あっ、気になるお値段ですが、治療+薬代+3食で日本円で約8000円(1日)、これに宿泊施設約2〜3000円(1日)が加わるので、ざっと、1日1万円というところでしょうか。21日で約21万円。

 

本当にお悩みがある人で、西洋医学での治療代と比べると、高くないような気がしますね。

ヨーロッパでのエステ三昧コースでも軽くこの位いきそうだし・・・。

 

今まで、他のパンチャカルマ施設を訪ねたり調べたことがないので、本当の相場は今のところわかりません。。

追って、情報はアップデートできたらと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電気スクーターありですか?

先日、コーチに行った際に親戚の家を訪れた。

結婚した後には、親戚周りをするのが慣習になっていると前に書いたかもしれないが、1月に結婚してからだいたい毎月コーチに帰る度に数軒を訪れていても、まだ終わらない(笑)インド人の親戚の多さといったらない。超高齢化社会へ真っ只中の日本からすると、羨ましいことなのかもしれないのだけれど。

 

さて、今回はお義母さんの弟(おじさん)のお家。

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大きなおうち!

 

まずは、自宅に生えているパッションフルーツの生絞りジュースでお出迎えしてくれた。初めて飲んだよ、生絞り。超おいしい〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

庭に行くとパッションフルーツがたわわに実っていた。これは贅沢だなぁ。

 

そして、たくさんのご馳走で、もてなしてもらった。

フィッシュカレー、チキンカレー、小エビのカレーに豆のカレー。

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ケララ州は北インドに比べて、ノンベジタリアンが非常に多く、ピュアベジタリアンの私の夫やお義母さんは親戚の中では、ちょっと面白がられる変わり者扱い。

おもてなしというと大抵フィッシュカレーとチキンカレーが定番。そしてよく食べる、食べる、食べる。

そして、自分の姉(お義母さん)のストイックな食生活を小馬鹿にしながら、自分は糖尿病という。。。_φ( ̄ー ̄ )

 

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 おうちの中も綺麗。

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食事の後、話をしていると、車を持っていない私達におじさんが電気スクーターを勧めてきた。

これがそのスクーター。

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電気で走るのでガソリンが入らず、スピードも30kmまでしか出ないそう。

 

「これを買えば、免許なしで公道を走れるから、便利よ。」

 

「・・・・?!( ? _ ? )」(あれっ、どこからどう見てもスクーターだけど、電気っていう理由だけで、公道を走れるもの?あれっ?なんかおかしくない?)

 

これってありなのでしょうか?未だに、日本の場合でもありなのか、無しなのかよく分からなくなってきましたよ。

 

電気自転車は日本でもよく見ていて、確かに公道や歩道を走っていたけれど。。。交通ルールは自転車用でしょ。スピードが出ないという理由だけで、無免許で一般道を走れるスクーターの存在が、さらにインド交通の無法化を推し進めているのではないか。

 

この間も、友人と話していると、「車の免許取るなら、○○学校がいいよ。少しお金積めば、すぐ合格にしてくれるから!」

 

「いやいやいやいや、そういう問題じゃないでしょう〜。(-_-)」・・・とも言えず。

とりあえず、「オッケー」と愛想笑い。

 

交通規則、マナーにかかわらず、インド人には”危険回避・予防・事前計画”これら全てのものが欠けているのではないかと思えてならない。

 

 

 

それはさておき、ここトリバントラムにようやくちょっとイケてるレストランがオープンした!

早速、行ってみた。

なんと、フォッカッチャやバケット、チャパッタが並べてある!

そして、ケーキがまとも!生チョコレートも!((((;゚Д゚)))))))

感激!

 

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ケーキと生チョコを注文して店内で食べてみた。

フォークがプラスチックじゃない!

店内が停電や電気のトラブルではなく、あえて薄暗い!

美味しい!

 

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念のため、次の機会のために、メニューをチェックしてみた。

パスタやピザ、サラダもある!

夫、アヌーが唯一食べれる大好きなマルガリータもある!

 

アヌーが店員を呼んでみた。

アヌー:「このマルガリータのトッピングはなんですか?バジルとトマトとモッツアレラ?」

店員:「・・・・・・(質問の意味がよく分かっていない様子)メニューにあるように、チーズだけです。」

私:「チーズだけじゃ、マルガリータじゃないよ。」

店員:「当店特製のチーズマルガリータです。」

 

アヌー:「ほらね。」

 

惜しい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーユルヴェーダ健康法 その1 〜オイルバス〜(The oil bath :An Ayurvedic home remedy)

アーユルヴェーダの健康法にオイルバス(Oil Bath)というものがあります。

 

実は私、このオイルバスを毎日やっています。

 

6月に列車で8時間かけてアーユルヴェーダの名医と呼ばれる病院へ診察してもらった際に、オイルバスを勧められ、オイルを処方されました。念のため言っておきますが、私は病気で伺った訳ではなくって、今よりもっと健康になるために、つまり”若返りの方法”を尋ねに行ったんです(*^o^*)

旦那アヌーの体重が増えない(うらやましい悩みなんだけども)、なんだか弱ってる気がするというのもあって、せっかくなら有名なところが良いと先祖代々アーユルヴェーダの先生という家系の80歳の名医に会いに行きました。

 

怖いおじいさんの顔がロゴのこちら。

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最寄駅から、さらにタクシーで40分。山奥なのに、患者は絶えないのだとか。

 

この先生は、常に病院にいるわけではなくこの病院のさらに裏手にある自宅で診察をしていると言われ自宅訪問。

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お金持ちのはずなのに、地味ですね。

アヌー曰く、『これが名医たる所以!』

ちなみに、診察代はいらないって言われた!(でも、もちろん”気持ち分”は支払いました。)

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これらが、このアーユルヴェーダホスピタルの処方してくれたお薬の1部。

オイルは、一番左で症状にも寄りますが、200円から500円くらい。

 

 

さて、話は戻って、オイルバスって何?ということです。

簡単に言うと、『全身にオイルを塗って、マッサージ、それから30分〜1時間おいてから洗い流す』というものです。(私の場合、マッサージせず、ほとんどオイルをこすりつけて終わり^_^;)

アーユルヴェーダ施設に行くと、アビヤンカ(Abhyanga)という名前でマッサージ付きで受けられるトリートメント方法です。

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オイルバスはそれのお家でセルフケアバージョン。

 

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ちょっとこれ分かりにくいかもしれないけれど・・ 

 

インドにはお風呂で入浴する習慣はないので、疲れたり関節が痛くなったり、肌荒れしたりした時には、このオイルバスで全身の疲れや体の痛みを取り除くというやり方がアーユルヴェーダの根づいた特に南インドでは一般的みたいです。

アーユルヴェーダ的いうと、オイルバスで3つのドーシャ、カッパ、ピッタ、ヴァーダのバランスを整える。

『ヴァーダを抑える。』(これに関しては、今後また詳しく説明してみたいと思ってます。)

 

朝、頭頂部にまずオイルを垂らして、耳にも塗ってマッサージ。その後足の裏にも擦り込む。それから、全身にオイルを塗ります。

この頭頂部、耳、足の裏の3点がポイント。

 

『でもでも、足の裏にオイルを塗って1時間どうしろっていうの!?』

 

と、初めは思ったけれど、今では専用靴下と専用ゴムサンダルでそこは対応。全身オイルまみれの上にタオルポンチョを着て朝食を作る毎日♪

 

インドではオイルが栄養分、時には悪い成分を運ぶと考えられているんですね。

 このオイル、体にす〜っとなじむので、石鹸で洗い流さなくてもお湯だけもべたつかない!しかも、肌はしっとり。

なんだか、確かに体の疲れが取れて調子がいいような。信じてまずは3ヶ月続けよう。

何より有難いのは、オイルが安い!(T ^ T)

 

このオイルバス、病院に行かなくても、ココナッツオイルやセサミオイル、ヒマシオイルの単品でもオイルバスは可能です。今の日本の猛暑時期だと、オイルを体に塗るのはきついかなぁ…>_<…

 

  

そして、これは最近試してみたアーユルヴェーダの歯磨き粉。

その名の通り、パウダー!

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数種類のスパイスの味がして、決しておいしくはないけれど、磨いた後、歯と歯茎が気持ちいい!

これはオススメ。

日本にいる頃化、粧品や美容健康商材のバイヤーをしていた時に、化粧品製造会社の開発担当者の数名から聞いた話、『正直言って顔につけたり、髪につけたりするものをオーガニックとか指定成分無配合とかにこだわる前に、歯磨き粉にこだわった方がよっぽど体の為にはいい。口の中の方がよっぽど体内に吸収しますからね。』

 

確かに・・・。

 

それ以来、歯磨き粉は天然界面活性剤を選ぶようにしていた。

それでも、練り状でなくこのパウダー状の方が、さらに余計な成分は入っていない気がする。

 

アーユルヴェーダの薬が何よりもいいのは、化学的な薬ではなく自然のものから作られているので、化学成分なし、副作用なし。

毎日の生活で取り入れられそうなものを、目的に合わせて取り入れて、健康をキープしようという、セルフケアが大前提。

もっと詳しくなりたいけれど、薬の名前だけでも覚えれないし、これは時間がかかりそうだなぁ・・・

 

 

 

インドで歯医者に行ってみた。

先週、奥歯の詰め物が取れた!{(-_-)}

 

何と、その1週間前くらいにここに暮らす日本人の友人から詰め物が取れて歯医者に行ったことを聞いていて、その時はほとんど他人事のような気持ちで『念のため連絡先教えて〜♪』なんて聞いてみていた。

 

まさか、こんなに早くこの情報を使うことになろうとは!(ーー;)

見知らぬ歯医者に飛び込みで行くより、体験者(しかも日本人)からの病院情報が得られていただけでも良しとしよう。

 

そして、常々旦那アヌーを歯医者に連れて行きたいと思っていたので、これ幸いと2人で歯医者さんに行ってきました。

 

 

さて、アーユルヴェーダの病院以外は、インドで初めての病院だったのでちょっとドキドキしたけれど、予想以上に綺麗で先生も手早い。

私の詰め物を見て、技工士さんに1日磨いてもらった後、綺麗に取り付けてくれた。

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さて、先生に旦那の歯を診てもらうと・・・

「あ〜、こりゃ何回か来てもらわなきゃダメだね。虫歯が1、2個じゃないよ」

 

やっぱり〜・・・(/ _ ; )

 

このインドの先生と患者はすごく距離が近い。先生がアヌーの治療中、私を呼んで、

「ここ、ここ。今、この歯をやってるからね。これをこれで詰めるから。」

と説明してくれる。

 

さらには、治療中に電話も取る。(これはどうなのかとは思うんだけど、インドだから(?)しょうがないのかな)患者も全然そこらへんは気にしない。

時には看護婦さんが、電話を先生の耳に持ってくる。

 

その図(もちろん、歯を削ってる時ではないですよ!)

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インドの口腔衛生事情(まだ情報が足りないけれど)

 

歯ブラシ習慣

旦那を含め、私の周りのインド人(少なくとも5人)は朝起きて歯を磨く一回だけ!

これまで何度も『寝る前に歯を磨いたほうがいい』と言っているのだけど『これがインドの週間だ』とか言って、朝、念入りに舌の汚れと歯磨きをする。

毎食後、磨くのはアヌーのお母さんくらい。お母さんも息子が子供の時から、歯を磨けと言っていたみたいだけど、息子3人とも従わなかったと嘆いていた。

 

歯科検診 

インドの学校でも、企業でも歯科検診というものはないみたい。だから、子供も大人も虫歯が痛くなってから受診をしているのが現状。

 

歯列矯正

インドの子供達で矯正をしている子をよく見かける。矯正に関しては、比較的意識が高くって、歯並びを早めに治すことは良いとされているらしい。しかも、価格が安い!

 

この際だから、先生に「インドの歯ブラシ習慣というのは、朝一回だけなんですか?」と聞いてみた。そしたら、

「いやいや、そんなことはない。夜寝る前が一番大切なんだから、ちゃんと磨かなきゃダメだよ。少なくとも二回。」

 

私達は、小学校の頃から歯科衛生士さんや歯医者さんに歯科検診、歯ブラシ指導を行ってもらっているから当たり前の様な習慣も、そういう機会がないとたとえ先生が虫歯予防の知識を伝えたいと思っていても、なかなか生活の習慣として浸透していかないんだなぁ。

 

その帰り道、アヌーが髪を切りたいと言い出したので、床屋さんへ。

70ルピー(約120円)の床屋さん。

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哀愁のあるおじさんだったから、白黒バージョンで。

 

私はインドの美容院に行く勇気はまだ・・・・・・ない。

 

 

インドの”毛”事情

私の旦那は、胸毛ボーボーです。(頭頂部は薄いけど。)

 

そして、おそらくインド男性の7割がヒゲがふさふさです。インド人に取ってヒゲは男らしさの象徴。

 

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インド映画といえば、この人。スーパースター、ラジニカーント

この人からヒゲをとったら、スーパースターじゃないらしい・・・。

 

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ケララの人気俳優、ニビン・ポーリー。この2つの写真をインド人女性に見せると、ほとんどがヒゲありニビンを選ぶという。。。

 

とにかく、ヒゲはインド人にはなくてはならないもののようです。男性にも女性にも!そして、インド人はみんな、毛が濃い!男性も女性も!

 

女性も!

 

 

女性も?

 

今回のテーマは、私が胸毛を好きかどうかということではなく、インド人男性のヒゲの魅力でもなく、インド人女性の毛事情です。

 

旦那が日本にいる時、日本人の友人から彼の胸毛を羨ましがられたり、からかわれてたりしていると、彼が「インド人女性も胸毛が生えてる」って言っていた。

「・・・・いやいやいや。ε-(´∀`; )」

とその時は適当に流していた。

 

がしかし、インドに来て驚いたのは、インド人の女性の毛深さ。Σ(゚д゚lll)

本当に濃いのだ。

腕毛なんて、ちょっとした毛深い日本人男性並みだし、1日一回は明らかにヒゲがある女性を見る。

でも、インドの女性はアクセサリーは毎日必ずつけるし、髪もいつも綺麗にお手入れをしている。派手なメイクはしないけど、アイラインと眉毛はちゃんと整えている。とにかく美意識はとっても高くって、私が違うアクセサリーをつけるだけで、「これは東京のか、インドのか?」「このピアス可愛い」と声をかけてくれる。

ネイルは、主に左手の爪だけ塗っている。足の爪にも塗っている。

私よりよっぽど美意識が高くって、えらいなぁっていつも思う。

 

 

「なのに、なのに、ヒゲは気にしないのかなぁ・・・」これが、この数ヶ月の気になる関心事だった。

 

ある時、次男の花嫁探しをしている両親に向かって、三男がこう苦言した。

「お母さんが選ぶ女の子は、全員ヒゲ生えてる子じゃないか。だから、にいちゃん(次男)が気に入らないんだよ。(笑)今度はヒゲなしで。」

 

(!やっぱり、インド人男性もヒゲのある女性は嫌なんだ!)

 

旦那にも三男にも聞いてみた。『腕毛はいいの?』『そしたら脇毛は?』

2人からの聞き取りによると、好みの差はいくらかあるものの、『さすがにヒゲだけは勘弁』ということだ。

 

ここに大きなギャップがある。いくら女性が身なりをキレイに整えようとも、ヒゲがあってはいけないのだ!

 

どうしよう。どうやって、インド人女性に伝えよう。この男性側の気持ち。私に何かできることはないかな・・・・。

 

こんなことを、満員バスの中で目の前ににょきにょき現れる女性の腕毛を見ながら考える日々。

 

私がヨガの資格を取得した学校のヨガレッスンに顔を出した際、7月コースの生徒、何人かで話している時に、その時がついにやってきた。

 

女子5人でマラヤラム語で何やら熱く語っている。

私を指差す。(ん?)

そのグループの女子1人が前に押し出される。(あなたが聞いてみてよ)

 

友人1:『メグミ、聞きたいことがあるんだけど・・・・、あの、脇の下の毛ってどうしてるの?』

私:『永久脱毛だよ』

友人1:『やっ、やっぱり!みんな〜!やっぱり永久脱毛だって!東京では、日本ではみんな永久脱毛してるの?レーザー?』

私:『うん、今では比較的一般的だよ』

友人その他:『メグミ、腕毛は?』

      『日本人はみんな毛をどう処理するの?』

      『痛いの?いくら?』

      『ヒゲは?』

私:(!!きました!)『日本人女性はそんなにヒゲが濃くないんだけど、顔のお手入れをする人もいるかな。みんなやっぱり、脇毛やヒゲ気になるよね?』

友人達:『うん、気になる〜。でも、ようやくインドでも脱毛が話題になってきたところなの。まだまだ流行ってないんだけどね。』

 

良かった〜!

遅かれ早かれ、ヒゲ女性は減るに違いない。インド人男性も嬉しいに違いない。

 

日本では都知事選が大きな関心事で騒がれている最中、私の長い間の関心事がようやく落ち着きを取り戻してきた。

 

どうでもいいネタですみません。m(_ _)m

 

 

 

最後に、2016年世界で最も美しい男性、ミスターワールドが選ばれました。

初のインド人!やっぱりヒゲ!

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

週末小旅行 〜ダニッシュコーディへ〜(Weekend's excursion to Dhanishkodi)

毎度、毎度のこと、(いちいち書かなくてもいいのかもしれませんが)また”週末いきなり弾丸旅行”に行ってきました。

金曜日の夜、

夫:「明日、ダニッシュコーディ行くから、1泊分の荷物用意して寝てて!」と電話。私:「えっ?それどこ?」

夫:「海!じゃ!」

(−_−;)

 

旦那が深夜遅く帰ってきたものだから、土曜の朝、友達の車がうちへ迎えに来るまで、どこに行くのか詳しく分からないまま。

えっ!なんと、車で8時間も掛かるらしい。へ〜ぇ、それから、限りなくスリランカに近いらしい・・・。決して大きくない5人乗りの車に、女子3人、男子3人乗って(店員オーバーはインドの常識~_~;)いざ出発!

 

 

ダニッシュコーディ(Dhannishkodi)はタミルナードゥ州にある半島の先端。

地図上では、その先にスリランカがあるのが分かります。

今回、行きはトリバンドラムから山脈を横断するルート、帰りは下の地図上にある山を避けて南から回るルートで走りました。

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ドライブの途中、クネクネの山道のせいで旦那と1人の女の子が車酔い。(休憩を入れたら、復活しました)

こんな時に、乗り物に酔ったことのない自分の体質に改めてありがとうを言いたくなる。母よ、丈夫に産んでくれてありがとう。とにかく、私は長時間でも乗り物が好き。飛行機も、船も列車もOK。インドでは、この体質は非常に便利です。

 

 

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(注)使い方間違ってません。頭が揺れるから気持ち悪くなるんだと、彼の考えた車酔い防止策。効果は不明。

 

 

時々休憩を挟む中で、びっくりするくらいテンションの高いタミルのおじさんに遭遇。

踊ってくれて、歌ってくれて(笑)

「ワタシハ、ニホンジンヲソンケイシテイマス。ナンバーワン!」って言ってたけど、私はこのおじさんのエンターテイメント力を尊敬するよ。

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その後、決して味も、価格もハッピーではないレストランでランチ。ただ、やはりここでもスタッフのテンションは高かった。タミル人はテンションが高め?

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道路ではヤギの群れやら、牛の親子、積載量がおかしいトラックなど、いろいろな風景を楽しむことができます♪

ケララ州よりもタミル州の方が、いわゆるインドっぽいのかもしれないな〜。

 

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・・・いやいや、載せすぎでしょう(^◇^;) 

 

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こうして、1日目はなんとか半島の途中までたどり着き、日曜日の朝、先端のダニッシュコーディに向かうことにしました。

もちろん、泊まるホテルも何も決めてないから、その場で値段交渉して行き当たりばったりで決定。6人だから、3人泊まれる部屋を2つ、AC付きで2500ルピー(4000円位)。

私は、あらかじめ宿泊先が決まっている方が気分的に楽なタイプなんだけど(これ大半の人がそうですよね?)、この旅のスタイルは、私の旦那だけじゃないんだなぁと再認識。

 

翌日、目的地、ダニッシュコーディに到着!車を停めて、先端までは専用のバスに乗り換えて向かいます。

 

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バスに揺られること15分・・・

 

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到着!スリランカは肉眼では見えない!

 

 

 

 

この、ダニッシュコーディという町は、スリランカに最も近い先端の村というだけでなく、1964年の超大型台風による被害で、村ごと流されてしまった失われた場所として、観光名所になっているところです。

 

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今でも、教会の跡や駅や住居の跡がそのままに残されています。

 

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それにしても、ケララ州は雨季に入っているから比較的涼しいものの、タミル州はまだ雨季に入ってないから暑っ!海も空も綺麗〜💕。だけど、暑っ!

 

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おじさん、そのヒゲ剃った方が絶対涼しいと思うよ!

 

 

 

Love marriage? or Arranged Marriage?(恋愛結婚?それともお見合い結婚?)

2日前のニュース。

夫、アヌーがネットでそのニュースを見ながら深いため息をつく。

「ケララはまだまだ保守的だ。この仕打ちはひどすぎるよ・・・(/ _ ; )」

 

何があったかというと・・・

2人の大学生のカップルが一緒に暮らしていたという理由で、大学から停学処分を受けたという。しかもそれを高等裁判所が支持して、正式に判決が下されたされた”そうです。

 

www.ndtv.com

この大学の学長がインタビューで、「結婚前の男女2人が同棲するなんて!恥ずべき行為」のようなことを言ってます。

 

ここ南インドがいかに保守的かを示したニュースですね。

 

こっちでは未だにArranged Marrige(見合い結婚)が主流だということは前にもこのブログで書いたと思いますが、実際インドの若い子達と交流すると、いろいろな感情が見え隠れするのが分かります。

 

まず典型的なのは、女の子はみんな恋愛結婚に一定の憧れを持っているということ。

だから、恋愛結婚の末、結婚にたどりついた女子はちょっと自慢げな顔をして「私は恋愛結婚だしぃ〜」と自分の結婚話をしているのを見かけます。(これが可愛い)

その話を、まだ結婚してない女子は目をキラキラさせながら耳を傾けるという。(そしてこれも可愛い(^_^))

 

男性はまだちょっと世間体があるのか、”恋愛結婚的な見合い結婚”みたいな言い方をしている。(笑)

『なんだそりゃ?』って初めは思ったけど、要するに”結婚前に知り合っていて恋愛感情はあったものの、結局は親戚や近所の人の紹介で結婚に至った”ということらしい。

『どっちだっていいじゃん』と言いたくなるけれど、このニュアンス、結構大事みたいでやっぱり男子も恋愛結婚ということを少しだけ見せびらかしたい感情がそこにあるのが分かります。

 

少しずつ若い世代が自由に相手を選んで、恋愛をしたいとか結婚相手を選びたいと思っているものの、でもハードルはまだまだ厳しそう。

 

インドでは結婚が決まってから恋愛が始まってそれを育んでいくというのが、社会規範みたいになっていて、むしろ恋愛という感情が発生しなくても子供を産み育てるということが、優先事項になってます。よく考えたら、昔の日本もそうだったな。

 

話は変わって・・・

先週、ヨガ教室に歩いて向かっていると、ヨガの先生(26歳男性)がバイクを降りてこちらを向いて手を振っていた。

「学校に行くならバイクで乗せて行ってあげるよ」

(ラッキー♪)

というわけで、バイクで3分程度の距離だけれどインド風二人乗り(横座り)で乗せて行ってもらった。

教室に着いて、女子の友達に

私:「さっき、先生にバイクで送ってもらって楽チンだった」と話したら、

友達:「えっ( ゚д゚)2人乗り?どんな風に座ったの?」と尋ねられた。

私:「あー?インド風に横座りで、こんな感じで片手だけ腰を回して片手は後部を・・・・」

友達:「きゃー!腰に手を、手を回したの??」

 

どうやら、男女のバイクの2人乗りの正式な乗り方は、”片手だけでバイク後部をつかむ”。又は、バランスが取れない時は、”手で触れるとしても肩オンリー”だそう。

 

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こんな感じ。

今まで注意して見てなかったけど、確かにみんな腰に手を回していない!(◎_◎;)

 

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これとか絶対危ないし・・・

 

『どっちだっていいじゃん』(身の安全が大事なんだから・・・(−_−;))とは思ったものの、そのくらい物理的にも男女の距離が大事ということ。

 

ついでに「旦那さんには2人乗りしたこと言うの?」まで心配された(笑)

 

これじゃ、南インドでサルサやペアダンスができるようになるのも夢物語だなぁ〜。