南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

インド,ケララの交通機関 (Transportation in Kerala)

今回はインドの交通機関と交通事情のお話です。

 

私は、ここトリバントラムで暮らし始めてから、ほぼ2ヶ月、自宅に軟禁状態でした!(−_−;)どういうことかというと、”一人での外出禁止令”が命じられていたんです。

 

理由は、夫がやたら心配性だというのと、彼が日本生活からインドに戻ってきてインドの道路事情・交通マナーがクレイジーだ!ってことに気づいてしまったからです。

私も、”外出禁止令、きつい〜っ!(;_;))”って思ってたけど、確かに本当にここの交通事情はひどい。。。

●横断歩道も信号もほとんどない。

●車は、右からでも左からでも追い越し可能。

●中央車線があっても意味がない。

●歩道の線内に車が割り込む。

●バイクが右往左往する。

●障害物が牛、時々象。

 

よく表現できてるのを見つけました! ↓

 

youtu.be

 

こんな状態だから、私が一人で外出すると危険だと思ったのでしょう。

私に与えられたルール。

1月のルール:『一人で道を渡ってはいけない』

2月のルール:『夫と2人、私主導で道を渡ってみよう!』

3月のルール:『中央分離帯がない道なら、1人で渡ってもOK。』

こんな感じです(笑)

*もちろん、一人でお買い物っていう時はオート(三輪タクシー)に家まで迎えに来てもらったりして外出します。1歩も出歩けないわけじゃないですよ!

 

それでは、ここケララの交通機関。

まずオートトゥクトゥクとも言います。

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最初の1kmで20ルピー位。大抵の運転手がメーターを使わないことが多く、乗る前に目的地を告げ、値段交渉が必要。

 

一見、定員3人しか乗れなそうに見えますが、ここはインド。大人が7人位乗ってるのを見たことがある。。。男同士で膝に乗ったり、外に半分体が出てたり。。。

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こんな感じで、運転手の席を半分占領したりもします・・・・(p_-)

 

出発地から目的地まで送り届けるので、インドでは重要な交通手段です。もちろん、旅行者にとっても欠かせない乗り物だと思います。

 

 

そしてバス

窓はないのが普通。風を思いっきり楽しむことが出来ます。

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初乗りは6ルピー 位かな。

扉に(ヨレヨレの)紐が付いていて、お客の乗り降りが終わったらそれを車内にいる係りの人が引っ張って締める。係りの人がいない時は、乗客がその紐を引っ張って閉める、というなんとも原始的な仕組みになっています。

 

乗車すると、先頭に向かって右側が女性の席、左側が男性の席と大体決まっていて、男女が隣同士で座ることは滅多にないみたいです。

(南インドにまだまだこの慣習が残っているだけで、北インドや他の都会はもっと、オープンかもしれません)

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ちなみに、私は隣が男だろうがお構いなしに座ってしまいます。。(´・Д・)」

 

さて、このバス。安いのはいいんですが、不便さ満載突っ込みどころが満載です。

● 路線図とか、何番線とか、運行スケジュールとかない。

→乗り方:⑴バスの正面に書いてある最終目的地で、多分着くだろうと判断する

     ⑵バスがバス停に着いたら、乗車している人に大声で聞いてみる。

 

● 運賃は、バスに乗っている係りの人が動き回って回収。

→バスに乗り込んだら、係員が乗客のところへやって来るので、目的地を告げる。そこで言われた金額を支払う。

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 このブルーの制服を来た人が通路を始終行ったり来たりするという・・・

・・・・これ、間違いなく効率が悪いと思いまーす!(−_−;)

 

朝夕のラッシュ時やにバスに乗ると、この係員がギュウギュウに乗客が立っている間を押し分けて運賃回収に来る。

しかも、前からも後ろからも人が乗り込む場合なんか、全員覚えられない(というより見えない)から、バス代支払っているかどうかは自己申告制。

さらにこの係員、他にも仕事があって『次止まって』と『扉が閉まったから発車して良いよ』の運転手への合図のチリンチリンのベルも慣らさなきゃいけない。

(バスによっては、小学校の体育の先生が使っていたホイッスルを鳴らす場合と、指笛の場合もあります。)

ベテラン係員は見事にすごい勢いで全てをさばいていくのを見るのもある意味、見ものだけど。。

・・・・でも、これ、どうにかしようよぉ〜。

 

この間、私が乗った時なんかはすぐ近くの2駅先で降りようと思っていたので、係員がちゃんと私を覚えててくれるか、そしてちゃんと回収に来てくれるかどうか、気をもんでしまった。

キセルの冤罪を被せられるかと、6ルピー(12円)でヒヤヒヤしてしまった。

 

いち早くスマートカードの導入が望まれます。

日本の企業の皆さ〜ん、ここにビジネスチャンスたくさんありますよぉ!!

 

というわけで、バスの正面に書かれたマラヤラム語で書かれた目的地が読めない私には、まだまだバスを一人で日常的に乗りこなすには時間がかかりそうなのです。

 

さて、新しい交通手段がもう一つ。

外国人の顔を見て値段をつり上げるオートを脅かす存在です。

それは、世界的にも話題になっている『Uber』です。

 

携帯でタクシーが呼べる自動車配車アプリ。

走行距離がお互いの携帯で確認できるのでぼったくりもなければ、現在自分達がいるところからどのくらいの位置に配車が可能なUberタクシーがいるかも確認できます。しかも、オートよりも安い!明瞭会計の上に、クーラー付き!

タクシーの運転手の評価も分かる便利なシステムで結構活用しています。

 

 

先週チェンナイに行った時、私の顔を見るだけで(日本人と認識して)「チェンナイは、ワンメーター150ルピーになるよ」と言って通常価格よりも5倍もふっかけてきたオートのおじさん達、そこまで脅威が押し寄せてきているぞ!

その後、帰りに私は身を潜め、夫だけでオートのおじさんと値段交渉したら、最初の5分の1の価格と分かり夫と二人で絶句( ̄O ̄;)

夫は、それに感動してその運転手にチップとして、おいおい、50ルピーあげちゃったよ。

 

私:「お金あげたら、意味ね〜じゃん!」

夫:「いいんだ。彼は誠実だ。彼のおかげで最後にチェンナイを嫌いにならずに済んだ。」

私:「・・・」(私に気づいてたら、値段釣り上げたかもしれないのに?)

 

 

 

さて、4月に入りました。

今月のルールは?

夫:「運転免許取ってみる?」

私:「!! いきなり、飛躍したね〜。まだ、車ないけど・・。」

夫:「6月から、雨季になるとここ一帯にカエルが増えるんだよ。そしたら、それを食べに蛇がやってくるから、君が道を歩いていて蛇に襲われないように、車を考えよう」

そう発言する夫の真剣な様子に、過度の心配性と笑って良いのか、”カエルと蛇の大きさはどれくらいですか?”と返した方が良いのかも分からず・・・

差し当たっては、インドの道路を運転する怖さと、カエルを飲み込む蛇を目撃する気持ち悪さを比較して検討させて頂くことにしよう。

 

インドの交通事情。

牛、時々象、所によりカエルを追いかけるヘビが現れるでしょう。

 

ここで豆知識

私の暮らしているトリバンドラム(Trivandrum)。これは英語名で正式名称はティルヴァナンタプラム(Triuvananthapuram)と現地語、マラヤラム語で言います。

 

意味は、『聖なる(ティル)アナンタ(ヴァナンタ)の土地(プラム)』

アナンタって何?? 

勘が良い方は正解です。

 

・・・・そうです。噂のヘビ〜!( ̄O ̄;)

お寺では、神様がヘビのベッドで寝ている絵や像が見られます。

 

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”6月は家に監禁して下さい”って夫にお願いしようかな〜。