チェンナイの在印日本領事館へ、婚姻届を提出に行く パート1(手続き編)
私達は、インドの特別婚姻法という方式でインドで結婚式を挙げました。その際に、しなければならない手続きの一つに、『結婚成立後、日本の大使館に婚姻届を提出に行く』ということがあります。
これは、すでにインドの法律では私達の結婚が成立しているのですが、日本の戸籍にそれを反映させる必要があるということです。
しかも、結婚成立後、3ヶ月以内に提出を求められます。
誤解しないように念の為、追記します。
・日本ですでに婚姻届の提出を済ませて婚姻が成立し、インドに来られている方は必要のない手続きです。
・また、3ヶ月以内に日本に戻る予定がある人は、日本でも手続き出来るとのこと。
その際、その担当の役所の人が不慣れだと1回じゃ終わらないかもしれないと脅されました。
私は2月末、外国人登録所(FRRO)へのビザの変更準備で書類を集めに四苦八苦している際、”そういえば大使館にも行かなきゃ”と思い出し、チェンナイにある日本領事館に電話をしてみました。
そこで、必要書類を聞いて絶句( ̄O ̄;)!!
「戸籍謄本は2通用意して下さい」
げっ、1通しか持っていない。。。
急ぎ、日本にいる両親に連絡、本籍地からの戸籍謄本の取り寄せとインドへの発送をお願い。
無事2週間もかからず、書類が届き、領事館へ行く予定を立てることができました。タイムリミットは4月10日!
必要書類:
1)戸籍謄本2通
2)婚姻届(大使館・領事館のウェブサイトからダウンロード出来ます。現地でも用意してもらうことも。)
3)結婚証明書原本(1通しか持ってなければ、原本を持参し、その場でコピーしてもらいます。)
4)結婚証明書の日本語訳(訳者のサインと印鑑付き)
5)結婚相手のパスポート
6)そのパスポートの日本語訳(訳者のサインと印鑑付き)
7)自分のパスポート
ちなみに、私たちは南インド、ケララ州に暮らしているので管轄はタミルナードゥ州のチェンナイ日本領事館です。北インドの場合はデリーに日本大使館があります。
さらにこの提出に関しては、夫婦2人で行く必要もないそうです。どちらかが行ってもいいとのこと。
さて、チェンナイにどうやって行くか・・・
夫:「せっかく、タミル・ナードゥ州に行くなら、ポンディチェリに住んでいるおじさんを訪ねよう!近くにオーロヴィルもあるからそこも行ってみよう!」
・・・休みが月曜しか取れない割に、2泊3日で3つの町を訪れたいといういつもの様に、スケジュール感覚の薄い夫σ(^_^;)
でも「そうだね、せっかくだから行ってみよう!」
とりあえず提案に乗ってみる私。
行き方・・・・一番楽なのは、もちろん飛行機です。
トリバンドラムからチェンナイまで、約2時間半で行くことが出来ます。
しかし、今回私達は、行きはバス。帰りは列車を選びました!
なぜか・・・月末なので、今月の予算がギリギリだったんです(笑)
もちろん、私の貯金や、彼の貯金を使えばいい話なのですが。。。
私が結婚前に夫のご両親に会いにインドにやって来た時、夫のお父さんから「君に2つだけお願いがある」と言われました。
「息子の時間管理とお金の管理をサポートして欲しい。息子の弱点はわかっているでしょう(笑)」
確かに、困っている人を見るとお金も時間も惜しげなく使ってしまうところがある彼σ(^_^;)。やっぱりお父さんは分かっているだなぁとしみじみ思ったことを思い出します。
お父さんとこの約束をしたからには、月々の予算を設定していこうと、現在無職で主婦の私の務めかな〜とそんなことを思いつつ。
夫は、私が日本人だからとできる範囲で、私のスタンダートに合わせようとしてくれていて。だから、私もできる範囲で彼のスタンダードに合わせようと思っていて。その折り合いのつけどころとその気持ちで、結婚生活をよりよりものに出来るんじゃないかと思っているわけです。
飛行機に比べて予算は半額以下になったものの、そのかかる時間たるやハンパないです!!
行き:トリバンドラム→ポンディチェリ バスで約12時間
帰り:チェンナイ→トリバンドラム 列車で16時間
うーん。この際、コスパとかいうのはやめてください!それを考えるのはやめて、インド体験ってことにしよう。
どちらも、夜に発車、朝に到着。インドではこれがスタンダードっぽい。
バスはボルボ製で安定の走り。列車は2等寝台車で比較的綺麗。
これが私達の今回の折り合い(笑)
売店でバナナと飲み物を買って・・
では、いざ出発!
・・・出発後1時間
バスが急に止まり、「バスの調子が悪いから(?)、違う会社のバスに臨時で乗れ」と言う。バスを乗り換える。
・・・さらに乗車2時間後
途中の町のバスステーションで、「予約したバス会社の正式なバスが来るからそれに乗れ」というので降ろされる。30分待たされて、その正式らしいポンディチェリ経由チェンナイ行きのバスに乗り込む。
・・・翌朝、6時半
ポンディチェリ行き組だけ、バイパスの路上に降ろされる。ここから、手配したタクシーに乗り換えて目的地に向かうらしい。。
夫は、「だから、タミル人は・・・(怒)」と差別発言を言いまくり。
実は隣の州ですでに言葉が違って(タミル語)、夫もある程度しかコミュニケーションが取れず、何が起こっているのが、完全には把握できない模様。
さすがに、現地に住んでいるらしいインド人乗客もバスの係員に文句を言っていた。
「こんなに乗り換えるなんて、チケットにも予約のフォームにも一切書いてないじゃないか!」
これだけ翻弄されたものの、結果このタクシーはそれぞれの乗客の目的地へ送り、私達の泊まるホテルまで連れて行ってくれた。しかも、到着時間通りに・・・・
そうこれがインド。。。?
続く