夫の両親がトリバントラムへやってきた!パート4(番外編)
いつからだったか、2、3週間前からか、ちょっと気になっていることがあった。
何かというと、うちの家の門の塀に水の入ったペットボトルが置いてあるのだ。
こんな感じに。
うちの大家さんは私達の家の前に、バナナの木とココナッツの木の畑を持っていて、時々、うちの家の外に取り付けてある蛇口からホースをつけて水撒きをしている。
それから、近所の畑作業をしているおじさんから、「水もらっていいか」とたまに声をかけられて、おじさん達がペットボトルに水を入れて持って行くことは時々ある。
だから、毎日違う柄のペットボトルが置かれていても、なんとなく大家さんか、作業のおじさんが置いているのかな〜と思いつつ、気にしないようにしていた。
その答えが、昨日分かった!まさか!そういうことだったとは!Σ(・□・;)
その答えを言う前に、(じらすつもりは毛頭ないのですが。。いや、実際あります(笑))、今回このテーマで”夫の両親が・・・”と言いつつ、夫のお父さん(南インドでお父さんのことをアーチャンと言います)があんまり出てきてないことに気がつきました。
このアーチャンもユニークです。
アンマと同様、結構こだわりマン。
オーガニック農業やヨガや瞑想に非常に詳しい。
倹約家で、目立つことは嫌いだが、一旦話すと熱く哲学的なことを語る。
ここトリバントラムへ来る直前までは、”10日間言葉を発してはいけない”というヨガ・瞑想のコースを受けてそのセンターで泊まり込みをしていた。
この修行(?)『ヴィパッサナー瞑想』と言って、ヒンズー教ではなく仏教の教えの1つらしい。
その間、耳では人の話を聞くことは出来ても、言葉を発することは出来ない。ひたすら、自分自信を見つめ、自分自身に語りかけるそうだ。すごい。。
私に出来るかな〜。いや出来ないな〜。
アンマがトリバントラムへ行く予定を確認する為、センターにいるアーチャンに電話をして聞いても喋れないもんだから、「アーチャンいつ帰ってくるかわからないのよ〜」って。
私達も2人の予定がしばらく良く分からなかった。。。これがなんともインドっぽい。(アンマも、彼が喋れないと分かっても電話するんだって、ちょっとウケたけど)
トリバントラムへ来てからのアーチャンは、早朝起きて一人で散歩に出かける。近所の散策をしたり、神社に行ったり。そして、ミルクマンと契約してくる、近場のオーガニック野菜を販売しているおばさんとコンタクトを取ってくる、とさらっとこなしてくれて力になってくれる。そして昼寝の後は、例の結婚相手サイトで次男の相手を吟味。
そうやって過ごしていた。
ある日私はヨガについて聞いてみたが、実践に入る前の話が長すぎて、夫に話を止められてしまった。
そんな、こだわりの強い2人だから、ちょくちょく意見が合わなくって口げんかするけど、共通の大好きなテレビドラマがあるらしく、それを見る時間には2人で一緒に見ている。
テレビの力ってすごい。
さて、先の答えを先延ばしにしすぎてすみません。σ(^_^;)
アンマとアーチャンがコーチに帰る前日、私はいつもよりもちょっと早く起きて朝食の準備を手伝っていた。
ふと見るとアンマがペットボトルを新品の歯ブラシで丁寧に洗っている。
(あれ!! ペットボトル!?)
アンマ:「明日からはあなたがこれをやってね♪」
私:「んん?これ、何が入ってたの?」
アンマ:「牛乳よ〜。毎日飲んでるでしょう〜。ミルクマンの牛乳」
私:「はっ!」(そういうことかぁー( ̄O ̄;))
前回のブログで、私はミルクマンとの牛乳の受け渡し現場を見たことがないと書いた。
私の想像では、早朝ミルクマンが家に来て玄関でやり取りをしているのか、アーチャンが朝の散歩の途中でミルクマンのところへ行って受け取っているのかと思っていた。。。
違った。契約した後はお互いの顔すら見ていないのだ!
このペットボトルに牛乳が入って毎朝、塀に置かれてあるんだ。そのペットボトルをアンマが受け取り、ミルク鍋に移し替え、洗って、風で倒れないように水を入れて、塀に置いて返しているんだ!(いつ見ても、水が減らないとは思っていた。。)
ちょっとした衝撃が体を走る。頭の端に引っかかっていたモヤモヤが消えたことによるスッキリ感というより、ペットボトルの再利用による衛生状態を考えて起こる”冷やっと感”。
最初からこの受け取り方法を知っていたら、もしかしたら牛乳飲めなかったかもしれない。。。人間、知らなくていいことがあるとはこのことか。
もはや、すでに2週間毎日、この牛乳を飲んでいる。(; ̄ェ ̄)
うん、今後も飲める。飲もう!飲むしかない!
両親が朝5時に去っていった今日の朝、初めて牛乳を受け取った。。。。
明日からは、もう少し頑張って早く起きてみよう。太陽が降り注ぐ前に。。。