次男、ニティンの婚約式。インドの結婚事情。
先週末は、次男、ニティンの婚約式のためにまたまたコーチに行ってきました。
家族と本人を交えてのお見合いから、たった3週間!
結婚情報サイトから女性を選び始めてからを考えると、足掛け1年半はかかったけれど、一旦お互いの合意に達すると速い速い。9月には結婚式が行われます。
がしかし、実際はそうは色々なんの問題もなく進んだわけでは無かったのでした・・・。
それは、婚約式の3日前、次男、ニティンがお義母さんに「やっぱり結婚したくない。その女性と話したい気持ちにもならない。」と電話で告げたのです。
当然、お義母さんはショックで怒り心頭。次男に向ってあれこれ責めると、次男は「僕が小さい頃からお父さんとお母さんは喧嘩ばかり。結婚生活にいいイメージなんかない。今はこの一人の生活で満足しているんだ。結婚にメリットなんか感じない。」と言い返してしまったのです。
これにはやはり、お義母さんは傷つき、お義父さんの血圧は上がってしまいました。。。。
それを聞いた、旦那アヌー。ここへ来ての急な心変わりに驚いたのはもちろん、両親を傷つけてしまったことにひどくショックをうけ、その深夜に、弟に電話し2時間に渡り説得。
翌朝メールからも、結婚について綴りました。
ー僕が分かっている範囲で、パートナーとの幸せというものは、どうやって庭の植物を世話するかと似ていると思う。例えば、庭に水をあげて、栄養を与える努力をすれば、僕の庭にはたくさんの花が咲き乱れ、たくさんのフルーツが実をつけるだろう。どんな花だって咲かせられる。花に水をあげるってことは、彼女と一緒にお買い物に行ったり、映画に行ったり、花束をプレゼントしたり、夕食に連れ出したり、抱きしめたり、そういうことだよ。僕は、毎週その時間を作って、その努力をしてる。だから、僕は庭に花をさかせて、果物を得ることが出来てる。それが僕の手に入れた幸せ。
もしも、水をあげなかったら、サボテンだけが生えて、お前のお尻に棘が刺さるよ。ー
などなど。
ようやく、次男も少しずつ冷静になり、もう大丈夫と言ってくれました。
ほっ・・・
・・・が、それでもホッとしないのが心配症のアヌー。この後、ニティンの親友の女性にこっそり連絡を取り、ニティンに本命の女性がいないかどうか、女性関係を尋ねて、また心変わりをさせないようにお願いをします。それから、同じくバンガロールに暮らすいとこにも連絡して、婚約式の前日に本人を連れ出して、式で使う指輪を買わせて、コーチ行きの深夜バスに乗せるまで付き添って欲しいとお願いする徹底ぶり。
もう逃げ出せない包囲網を敷きました。
婚約式の前日に、コーチ入りした私とアヌー。万が一ニティンが汚い格好をしていたら困ると、アヌーはその足で、新しいシャツとズボンを買っておいてあげて、翌朝に備えます。
さらに、三男に至っては、トリバンドラムからの深夜バスを乗り逃し、「兄ちゃん、バスに乗り損ねちゃった。」と夜中に連絡してきて、アヌーが深夜の列車をオンライン予約してあげる始末。
どうしてこうも、問題児ばかりなんだろう、全く!
日本もこうかも知れないけれど、インドの男兄弟って兄ちゃんが大変(=o=;)
当日の朝、無事に次男も三男も到着。お義母さんは、このギリギリのスケジュールの弟たちにキリキリしっぱなし。出発寸前まで怒鳴りっぱなし。
はい。すったもんだの中、婚約式はとーってもスムーズに滞りなく進んだのでした。
両家の父が家族紹介
自分の部屋で出番まで待機していたニティンの相手の彼女の緊張を解くのに何故か私が選ばれ、初めてあった彼女はとっても可愛くて、優しそうで穏やかそうな女の子♪
なんとなく、あっ彼女なら大丈夫、って思えました。
ニティンも改めて彼女に対面して、幸せそう。
前日ギリギリ購入して、指輪の交換も出来た。
あれ、私も親戚も言い始めてた。彼女とアヌー、似てない?
最後は家族でランチ
幸せになってねー。