南インド、ケララでかなりveggyなhealthy life

インド人に嫁いだ日本人から、読んだ方が「私もインドに行ってみたい!」って気分になるような情報を発信してきます。

南インド料理、アンマのお料理教室 パート1

3月の最後の週に、旦那アヌーの実家コーチに向かいました。
日本からインドに来ているお二人をコーチの家にお招きしているのでした。
 
昨年1月、ご縁があってアーユルヴェーダ研究家でトラディショナルアーユルヴェーダjapanの代表をされている田島先生と出会い、その時に急遽、アヌーの実家まで来て頂き(毎度のアヌーの思いつきで、せっかくだから家に来て!来て!とお招きした。)、アンマ(お義母さん)を紹介したのが今回の再訪につながるきっかけ。
 
トラディショナルアーユルヴェーダジャパンのサイト
 
 
 
田島先生はアーユルヴェーダの知識をより深く、正しく理解するためには英語訳をさらに日本語に訳された本を参考にするよりも、サンスクリット語の文献をそのまま理解することが大切だと、ご自身でもサンスクリット語を学ばれている。
アーユルヴェーダのセラピストを育て、食という観点から人の健康について教えている立場でありながら、今でもご自身の研究、学びを続けているすごい方です。
 
その先生がアンマの料理へのこだわり、薬草の知識、健康の考え方に共感してもらったこともあって、「次回は是非ゆっくり遊びに来てくださいね♪」とお誘いしていたのです。
そして、この度1年ごしで、実家にお招きすることが叶いました!
 
 
テーマは「アンマの料理教室」
 
 
今回は田島先生と、生徒さんで3、4ヶ月インドを旅しているという方も参加してくれました。
 
アンマの説明の様子。

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アンマには数か月前から、「日本でアーユルヴェーダを教えている先生がアンマの料理を学びたいとおっしゃっているからよろしくね」と連絡済み。
インド人って直前にならない真剣に聞いてくれないし、むしろ当日の成り行きで計画を立てる方が良しと考えているフシがあるから心配してた・・・(´-`).。oO、がしかし、
さすが、普通のインド人とは違うアンマ(笑)、しっかりと事前準備をしていてくれてました。
 
2日間、1日3食合計6食分のメニューを考えて、メイドと打ち合わせもしっかり。
 
今回はメイドの娘も助っ人でお手伝いに入ってくれるという。(^ ^)

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ここで以前のブログに書いた事はあるけれど、旦那アヌーのお母さんの特徴をご紹介。
 
・オーガニックベジタリアン。オーガニックのスーパーでしか買い物をしない。
・外食をしない。外食が嫌い。家族で外に食べに行くことになっても、フルーツジュースしか飲まない。
・薬草の知識がすごい。(私には雑草にしか見えない草をこよなく愛し、体調ごとに料理に加える)
・私の知っているインド人で初めての潔癖症。(特に水回り、キッチン)
・アーユルヴェーダの基本、食べ物の組み合わせ、冷たいものを取ることなどにめちゃくちゃ厳しい。
・インドの伝統生活スタイルをこよなく愛する。(そんなお義母さんがどうして私たちの結婚を許したかという件は、長くなるので割愛)
 
 
 
 
ヒンズー教のことやインドの文化、アーユルヴェーダの知識がある人には、インド人ってこういう人多いのではと思う人がいるかもしれないです。少なくとも北インドはヒンズー教にもう少し厳格で、ベジタリアンも多いから特に食べ物に関しては同じタイプもいると思います。
 
 
でもはっきり言って、このお義母さん、ケララでは珍しいタイプみたい。
親戚にも変わり者扱いされるし、私やアヌーの友人に話してもびっくりされる。
「生まれてくる時代を間違ったんじゃないの?」って。
 
ただ、自分には厳しいけれど、私を含め家族に潔癖さや食事の取り方を押し付けないのが優しいところ。おかげで、3人の息子のうち従順な長男アヌーだけはベジタリアン。他の2人は、ノンベジで好きなものと好きな時に食べています。
 
 
というわけで、アーユルヴェーダの伝統、考え方の知識をサンスクリット語を学びながらさらに深めて勉強をされている田島先生と、このお義母さんに共通点を見た私は、この日をずっと待ち望んでいたのです。
 
初日の土曜日のメニュー。
 
●ウェルカムドリンク:バターミルク
 
●ランチ:サンバル・ジャックフルーツトーレン、ゴーヤーパッチャディ、ビートルートパッチャディ、手作りピクルス、サラダ、アンマ特製パヤサム
 
●ディナー:ビートルート&レモンジュース、インド風お粥、豆のメルクラプラティ、アムラチャマンディ
 
 
 
南インド料理の定番といえばサンバルを作っています。
さすがに、毎日のインド料理に飽きて来ている私も、このサンバルなら食べられる。
日本でいう味噌汁に近い存在。

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ジャックフルーツという巨大な果物があって、その甘い果実を取り除いた部分を野菜として使います。

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アンマの特製デザートパヤサム(日本でいうお汁粉)。通常米や小麦、豆などをベースに作るのだけど、アンマは冬瓜とかぼちゃをベースに野菜の組み合わせでアレンジしました。

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バナナの葉に乗せて・・・・出来上がり!!

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