インドのお食い初め〜Baby's first rice eating ceremony~
6月の2週目、ユリアの6ヶ月目の誕生日にインドのお食い初めの儀式がありました。
インドでもお食い初めってあるんです!
この儀式で初めてお米を口にすることができるという意味でkeralaではチョールン(Choroon)「初めてのお米」というような名前がついてます。
私たちは近所にあるお寺のクリシュナテンプルに行って来ました。
ケララではグルワユール寺院(Guruvayur temple)がこの赤ちゃんのお食い初めで有名なお寺さんみたいで、盛大に執り行いたい時は、そこに行って行う人が多いそうです。が、ヒンズー教徒しか入れない!
多分、私はインド人妻をして特例で寺院内に入れるような気がするとは言ってるけれど、リスク高いし何よりトリバンドラムからはとっても遠いから近場でいいよねってことになりました。
さてお寺で待っていると半裸のおじさん(僧侶だと思われる)が来て、お食い初めセットを並べます。
いつも思うけど、インド人は床とか地面とかにすぐ抵抗なく座る。でももうちょっと拭いたり、綺麗なとこ探したりしないかなぁ??
ユリアのお食い初めセットもお寺の入り口とはいえ、「あっここでやるの??」みたいな地面でスタート(-.-;)y
バナナの葉っぱには、ご飯とお米で作ったパヤサム(おしるこみたいなもの)その周りにはお塩とかバナナとかご飯やパヤサムの付け合わせみたいなものが乗ってます。
これをまずは赤ちゃんを抱いたお父さん、次に私、そして家族メンバーが順番に赤ちゃんに食べさせる真似をするんです。
日本のお食い初めとほとんど一緒。
食べさせる儀式が終わった後は、大きな天秤で体重計測?
実際に何キロかと測る訳じゃないんだけど、およその体重と同じ重さのバナナを天秤の片方に乗せて、片方に赤ちゃんを乗せ釣り合いをみると言うような儀式。
このバナナ、こちらが購入しなければならないのですが・・・どう考えてもユリアより重いバナナを乗せてもユリアが重いように傾いてしまう・・・・(・・?)
明らかにおじさんがかなり重そうにバナナを測りに乗せてる・・・ちょっと!ユリアの方が軽いでしょ!
釣り合いが取れた同じ重さのバナナを購入しないといけないわけで・・・。
アヌー曰く、たくさんのバナナを買わせようと天秤を細工して儲けようとしてるらしい。。えーっ?!
その後、トゥルシーで出来た首飾りをかけて、お寺の神様の周りを回って儀式は終了です。
今回はこのお食い初めの為に、私達がインドに戻って来て初めてのアヌーの実家、コーチへの里帰り。週末だけで親戚、近所、友人知人が何十人もユリアに会いに来てくれました。
そして、親戚からお祝いでもらえるのはなんと金のブレスレット!金の指輪も頂きました。これは赤ちゃんが大きくなったらこれでアクセサリーを作ってあげる為だそうで、嫁入り道具の一つになるんだそう。
金の指輪、ブレスレット、銀のアンクレットをもらったユリア。
最後には、親戚のおばさま達が着けている金のネックレスまでに手を出し、「これくれ!これくれ!」と言わんばかりに引っ張る、引っ張る。(笑)
欲張りすぎだぞー。
日本でもインドでもお食い初めをしたユリア。おそらく食に困ることはないと願うばかりです。